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精神医学 64巻 12号を読んで イラつく心

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亡き息子を想う気持ち
 この気持ちを  なぜ通常の悲嘆とか通常ではない悲嘆とか 
  他者に
 言われなければならないのか ・・・・・・・
  
  バカバカしい というか  アホらしい

 私はいまも 息子を愛している
   愛している息子と会えないのは  さみしく かなしい

 悲しみの病理化は
  精神薬を販売している製薬会社や
  治療を商売にしている
    医師
  お話を聞くことを仕事としているカウンセラー
など
また 研究をし 講演を生業としている
    人たちには
 美味しい仕事になる

 世界中の今を生きている人間 全てが遺族だから
   世界中の人間がターゲットになる

自分たち以外の! 世界中の人たち・・・

    自分たちは  通常の悲嘆ができる
    特別な人たちのようらしい

精神科という場所に行けば
 必ず病名はつけられる
  病名がつけば  治療の対象となる

    悲しみが病気なら
 愛するという気持ちが・・・人間らしい気持ちを持つ人たちは
   その愛する人を失った時
    全員が悲しいという病気になる

   人を愛した事のない 人たちは
   家族を亡くしても
    悲しみがわいてこない
こんな人たちが正常らしい

  私が思う人間とは
    知り合いが亡くなっても
 悲しい気持ちがわいてくるもの・・と思っている

他の動物・・とは違う
 人間だからこその 感情とは
  悲しい…という気持ちを持てる事だと思う

その悲しみを  時間で区切り
   半年過ぎても 悲しい気持ちがあるのは  遅延性悲嘆  複雑性悲嘆症(いつのまにか「症」がついた)

  医師にカウンセラーに
「かなしい」気持ちを聞いて欲しいだけなのに
 病気とされてしまう

  彼らは誤解している気がする
遺族が相談する機関も同じことが たまにおきる

  医療機関に行くときは
   悲しい気持ちを中心に話す
   できない事を中心に話す
カウンセリングを受ける時も同じ

   日常の生活ではない

だからこそ
医師もカウンセラーも 相談を受ける人たちは
  今 目の前にいる人の
日常も想像しなければならないと思う

  私は 1人の人の話を電話で7時間聞くこともある
     平均で
   1時間
1時間泣いて 辛いくるしい 悲しい

   泣きじゃくる人

その人も たぶん 話して泣いているから 水やジュースを
   電話を切ったら 飲むだろう
トイレにも行くだろう
  掃除もするだろう
  買い物にも行くだろう  支払いもするだろう

洗濯も・・・アイロンがけも
  仏壇のお茶も‥お花も

日常の生活がある

 悲しいという話している時間は 1日の1時間…2時間

仕事をしている人もいる

    日常とは違う時間・・・悲しみという気持ちに向き合う時間だけを見ている医師やカウンセラー
 
想像力を働かしてほしい
   1か月に1回か2回
  精神科の医師の診療時間は 長くて15分程度
  短い医師は1分程度

  初診でも20分程度 

その程度の話で  人の心の何がわかるというのか
   
   そして よそ行きの顔をしている遺族

1っカ月15分か30分
 医師・・・支援者が見える遺族の顔

1っカ月 720時間
  そのうちの 30分程度だけ・・・

719時間30分は  一人で生きている

   医師も…保健師も  様々な民間の支援者たちも

陰で
 自死遺族のデーターを出して
 あーだこーだと 講演をしたり
 論文を出したりしている

   会議でも説明をしたり・・・

  遺族には 裏で何が行われているのか  知ってほしい
   
こんなことを書くと
   せっかく遺族が医療機関に行こうと思っているのに・・・
  怖くなるから‥やめて欲しいと言われることもあるが
 怖くなるようなことが
   現実にあることを知ってほしい
  知っていて 行くのは 自分の責任

   知らないで 裏で利用されるよりはまだマシ

何がやさしさで なにが支援なのか
    私は
一人ひとりの生きようとする力を信じたい

 息子を救える手立てはあったのに
  無知だった私は 息子を救えなかった

   労働問題 パワハラ 結婚問題
精神科医療の問題
   無知だった

 また 当時は
自分の事が中心だった 息子の事は自分の次だった

   今なら 死なせることはなかった…と強く思う

息子への対応は
あのころとは違う対応ができる

 一人ひとり 遺族は思う所があるのではないだろうか

  私は  悲しみと共に生きる
     息子への愛がある限り・・・


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