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遺品

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この茶器は
  息子が結婚してから  欲しいというのであげたものの一つ
 
当時,陶器に興味があったので  気に入ったものを買いそろえていた
息子はこれもいいね あれもいいね と
     もらって  喜んでいた
お祝いの絵も描いてもらい贈った
     親としては せいいっぱいのことをして結婚を祝った
まさか
  死ぬなんて   ・・・・1ミリも思わずに生きていた

息子が亡くなって
お骨は要らないと言われ
   遺品はあげない  捨てると言われ
次男や夫が、このままでは私が死んでしまうので何か一つでも遺品をと何度も頼んでも  無視
 挙句には  私を息子殺しとののしり
     私は錯乱状態にあった

捨てるような下着でもなんでもいいのでくださいと調停をした
   が
 調停が遺品を少しでもわたすように・・という流れになった時
精神的苦痛を理由に
  調停に出ることを断ってきた
    診断書は必要なく本人の申告だけで、認められ、永遠に続く可能性もあると聞かされ
  調停を取り下げた
諦めきれない私は
  あちら側が依頼していた弁護士を
    情報開示をして探し出し
手紙を書いた
    そこではじめて
弁護士事務所が送り主で
     着払いで下着などの息子の遺品が届いた
  パンツも靴下も
   おちゃわんも  箸やスプーンも
   靴も
ぐちゃぐちゃで!
きちんと詰めたら 3個くらいで収まるものを
  12個以上につめて 着払いで送ってよこした

  その中の一つがこの茶器

下着類と警察時代の柔道着や運動靴
   私があげた絵や 私から息子がもらった茶器など

そのうえ
   息子が亡くなった時
  警察が勝手に寝かせた布団が  息子のではなく 自分のものだから
  捨てたので 弁償しろ!まで 言ったそうで
     とにかく 金・金・金 そんな 家族だった

今でも許してはいない

息子が亡くなったことで 責める気持ちはない
  無知だったのだから
仕方がない
私も救えなかったのだから・・・・・・

ただ
死後、葬儀や手続きは全部 私たち家族にやってもらい

  お骨となった息子を捨て
    ・・・・・・・・
私があの世にいっても  許されない
   人として
 してはいけない事があります
 こんな人たちが世の中に多い気がし…むなしくなる時が。

でもでもでも
  本当にすばらしいお人柄の人たちも同じくらいいることも知っています

  息子は 今頃生きていたら  正義感あふれる警察官になっていたと確信できる
    出世より  金より
県民のために尽くす仕事をしていたことと思います

 自慢の息子です

    
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