
遺族の声
「会いたい」より
悲しい
年老いた 私達を残し 逝った我が子
桜を見ても哀しく
月を見ても 星を見ても
太陽さえ
青空も 悲しい 年老いたわたし
この年まで生きて こんなこと
自分におきるなんて
こんな悲しみがあるなんて
もうすぐわたしがあの世にいくはずでした
何があったのか
あの世に逝ったらきいてみたい
その時はすぐ来る

遺族の声を届けたいと本にした
一部は 全国自死遺族連絡会のホームページに掲載している
やさしい人が亡くなっていく
追い込まれて・・・・・・・・・・・・・
遺族になれない遺族もいる
行方不明の人の家族
遺書があっても 死亡とは認められない
特別な例を除き 例外はない
7年は死亡届は出せない
ある人の息子さんが行方不明になり
捜索願いなどの手続きをした
あなたが104番目ですから 捜索は難しいですと言われ
探偵などを頼み
探してもらうこと 5か月過ぎた
ある日
地元の新聞に山で人の骨が発見されたとの記事
胸騒ぎがして 発見された警察署に行き
照合してもらい
息子という事になった
もしも ほかの県で発見され ほかの県の新聞だったら
家族は見つけられない
なぜなら
捜索願届けを出した警察署と違う警察署管轄だとしたら
今回のケースのように
警察からは遺骨や持ち物を元に 捜索願を出した家族に連絡はないのだから
届けた警察署の管轄内での発見のみ 家族に連絡が来るらしい
このデジタル化の時代
全国の警察署で情報の共有をして
全国津々浦々 様々なところで発見されても
情報の提供が家族にされるようになれば
行方不明のままで7年とか
身元不明のままで 無縁仏として埋葬されることなく
家族に 戻ってこれた人たちは沢山いる
亡くなった人と その家族をつなぐ
そのことすら できていないのが日本という国
面倒くさい事はしない・・・?
震災の時の遺族同様
遺体が見つかった人が見つからない人に ごめんねうちはみつかったのよ・・・・と
いわなければならない
社会が
自死の場合には 日々あるということ
せめて 遺体が家族の手元に・・・と願っています
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