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わたしはやさしくないから生きている

OIP (5)

息子の17回忌を終えた
  遺族として活動してから
     たくさんの ひどい言葉を浴びせられ
         揚げ足取りのような言葉を受け
   やさしい心の持ち主だったら
    自死していたかもしれないと思う
  
私は ずるい一面もあるから 生きてきたと思っている
  したたかに 図太く

  息子のように  やさしく 真面目だったら  追い詰められた死んでいただろう 
     支援者という人達に(支援者という生き方をしている遺族も・・・)

  支援者が全てという事ではない

   やさしく思いやりにあふれている人たちも大勢いいる

会議は闘い
    活動のある一面は社会との闘い

悲しみを抱えた遺族とわかちあうとき
   お話をするとき
    相談を受けるとき

それは 闘いとは違う

   目の前の遺族に元気で生きて欲しいと願い
       わかちあう

亡き人たちのためにも・・・

亡き人たちを大切に思う  愛しいと思う

     遺された人たちは  様々  
   逝ってしまったひとたちは
          やさしい
  そこには煩悩はない
 人を恨む気持ちもない   生きているからこそ迷いや恨みもある

   亡き人の気持ちに思いを馳せたいといつも思う

辛いことも苦しい事も  悲しみも
   息子との楽しい思い出の証

 子どもは大切な宝物

   息子が生き返るなら このいのちを差し出そう

   惜しくない 息子のいのちと取り替えられるなら

息子の死後
  純粋に 自死遺族の問題に取り組んできた
     
   しかし なぜか批判を受けることもある

一部の ほんの一部の人たちだけど

   私は  美辞麗句は苦手
     ほめ合う事も苦手
  女らしさには欠けるかもしれない

人の目もあまり気にならない
   そんな私だが

遺族でもある
       
  息子が逝き17年目に・・・
   ずっと休まず活動をしてきた

手紙やはがきは1万5千通ほどある
  遺族からのもの

私が出した数は その4倍ほど

 メールも1年に12000通以上

   ほとんどはやさしく悲しい遺族から
 17年間で20万通を超える

  でも・・・・
    いまでも  私をつぶしたい人たちがいる

私は潰れない

  やさしくないから  大丈夫

 養母の言葉

さちこ  死んだ人は怖くないよ 何にもしないから
    生きている人のほうが怖いんだよ

   と
身に染みて理解できた17年




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