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帯広に行ってきます

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帯広に行ってきます

 9月30日  午後1時30分~4時まで

とかちプラザ3階 「研修室307」 

自死遺族等への総合支援のための研修会を開催

弁護士2名とジャーナリスト1名
  遺族1名(田中)

弁護士による無料相談もあります。配布資料あり  参加費 無料

問い合わせは 090-5835ー0017

昨日の子ども・家庭庁の担当者との話し合いは有意義でした。
   帯広から帰ったら
     ブログに書きます。
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子ども・家庭庁に行きます。

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明日は子ども・家庭庁に行きます。
 理事と2人

「子ども」 とは 対象としているのは何歳から何歳までなのかがわからない
  小中高まで・・というが
   専門学校はどうなのか・・・
6歳から18歳までなのか・・・
  それとも  小中高に在学しているのを子どもというのか。
19歳で高校生もいる。
    

  「遺されたこどもへの支援」

さらに複雑
       お腹の中にいる子どもも遺児というのか・・・
        40歳過ぎて親を亡くした子どもも遺児というのか・・・
それとも
   小中高という学校に在学の子どもなのか
     その時 20歳でも高校生なら遺児というのか
 定時制高校はどうなのか・・・
 通信制の高校はどうなのか・・・

   0才から20歳未満までなのか・・・

公立小学校。中学校等での・・となっているが 私立は対象外なのか。。。

 内容を見ると
   公立の小中高と単純に決めている気がする

あえて そうしているのか・・
もしもそうならその理由は何なのか

   対策を決めた人たちが あまりにも経験のない人達だったのか・・

 もっときめ細かくしなければ
    抜け道だらけの  ザル対策となってしまう

    想像力を豊かに働かせて
       様々な視点から 施策は決めていくことで 効果がでる

 効果を最初から求めていないのなら  仕方がないが
  本気で
   子供の自死を減らしたいとか
  遺児の支援の充実を図るなら
       もっと 深い内容での対策が示される

   当事者たちの・・・当事者団体の体験的知識を 生かしてほしい


身近な人の死を悲しんだことがありますか?

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 私だけが遺族ではないが
  私も遺族

愛する息子を自死で亡くしている
  悲しみを体の一部として 悲しみとともに生き、活動をしている。

活動の場で どんなにひどい事を言われても 泣いたりはしない
   あなたの言葉で傷ついたとは言わない

講演の時や会議などでは いう時もあるけどね 個人名は言いませんが。



傷なんて 数えきれないくらい ある
  活動とはそれも含めて・・・
     叩かれる事なんて普通 
  誹謗中傷は当たり前
        こころの血をどんなに流したことだろうか

   ただ 残念なことに
息子を自死で亡くした悲しみという 血の涙を流して生きている私には
   それ以外の
      傷はたいしたことはない

  嘘を言われることはよくある事
    その人も 自分を正当化するためには 私を悪くいうのは防衛本能なのだろうから
        弁解はしないが

  言える人には事実と違うよ・・・とは伝える

一部の信頼できる人たちが
   私を信頼していてくれたらいい・・

悲しみの勉強って・・・なぜするのか いまでも理解できない

祖父母や叔父叔母・・・ご近所の親しいおじさんやおばさんが亡くなる経験をしている人はいる
長く生きていると  人は自分に関係のある誰かが亡くなっているはず
  
私は74才なので
 数多く知っている人の死を経験し
  葬儀も火葬にも行っている

 育ての母の祖父母・・・
   養母の姉や妹弟 ・・・その叔母叔父の伴侶
      祖父母
近所のおじいちゃんおばあちゃん
  数えたことはないけど
    200人・・・いや300人は超えているかな・・・
田舎は知り合いがおおいからね。

親も6人見送った
  (夫の両親・育ててくれた両親・血のつながりのある両親)
 だから
悲しみなんて勉強する必要はない
   一人ひとり  違う悲しみがあることも体験して知っている

  そんな時 どんな言葉で傷つき  どんなことに感謝したのか‥も体験している

   どうして 愛する人を喪う悲しみに 興味がある人がいるのか不思議

  そんなこと 勉強しなくても 体験したら 一度で理解できるのに
   それとも
     愛する人が亡くなっても 悲しい気持ちがわかない人たちもいるのかな・・・

   だから 悲しみに興味がわくのかも・・・

私はそもそも
 他者の悲しみに興味なんて 全くなかった

  たくさんの死別の悲しみに沈む人たちをみてきた・・が
     私にできる事は
       あまりないと思って生きてきた
 
 今思うと  失礼なことをしたかな?と反省も多くある
それは
 同級生が若くして亡くなった後に
    同級生数人と自宅に焼香に行ったこと・・・
親はどう思ったのだろう・・と思う
   複雑だったのでは・・と思う

   人の悲しみを 学ぼうとして 悲嘆の専門家として資格まで取ったなら
      悲しみを抱えている人から
         意見を言われたり 批判を受ける事も含めて 受け入れる心がないと
  悲しみを抱えている人に
  気を使わせることになる

 悲しみのケアをしようと学び 悲しみのケアを生業とする人なら
    悲しみを持つ人を拒否するのは  どうかな・・・?と思う

 人の深い悲しみと関わろうとしているなら
    ある意味で
       悟りを開く修行をさせてもらっていると思う心をもたないと
 悲しみを抱えている人に気を使わせて満足することになる

人知を超えた
  大いなる慈悲深い存在を信じる心がないと
     深い悲しみを抱えた人の 「ケア」なんて できるはずがない

  ケアできたと思っている人は
     遺族に気を使ってもらっている支援者
 
息子を自死で亡くし
  遺族という生き方をして活動をしてきた
  日々反省 日々懺悔
  日々 多くの人たちに甘えさせてもらい 許してもらい 生きている

   悲しみという消えない感情を体の一部として
 常に抱えながら 生きている

  元気に!
元気だけど 悲しみはあります
・・・
悲しみの勉強をしたいと思っている人たちは
    自分の祖父母等身近な人の死を思い・・・悲しい気持がある事を自覚するところから始めてほしい

そう願っています



  

                      

他者の悲しみを研究する覚悟のない人たちに傷つけられてきた

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私も息子を自死で亡くしているのになぁ~と思う事が度々あります
 活動をして
意見を述べていると
  私が自死遺族という事を 忘れるようです。

自死遺族の支援者で
  会を主催し 講演もし、他の県が主催している遺族の会にもファシリテーターとして
      招かれて保健師のサポートをしている人にも
 
  田中さんが書いた文書は 自分の会の事でそのことに非常に傷つき
 うつ状態になった・・と
  泣いてあちらこちらに電話で訴え
    私にも泣いて電話があった

    泣きたいのはわたしのほう・・・・・・

  遺族になって活動してから
いろんなことを言われたが

     支援者や研究者・・・
自死遺族にかかわっている人たちが

  反対意見を言ったり 失礼な言動に抗議すると
  傷ついたとか   応対できないという反応になること

   そんなに傷つきやすいなら
支援はできないし、
  遺族に気を使わせるなら 支援者ではない

悲しい気持ちを必死で抱えて生きている遺族が

幸せで
 悲しみの研究をしている人に 気を使い
     素敵です‥がんばってるわね・・・
       素晴らしいですね
 もちろん協力しますあなたになら・・・なんでも・・・ 癒されましたわ・・・
あなたの論文は とてもいいですよ・・などなど

  内容に全く共感できないけど
・・ほめなければいけないとしたら・・・

   それが常識なら

   

   そんな人たちのために 息子は死んだのではない!と怒りすら覚える

  自死遺族の研究って  
 そもそもが失礼なことなんだと自覚してもらいたい

失礼を超えるものがないなら
 そんな薄っぺらい覚悟でかかわってほしくない

 人の究極の悲しみなんて 研究しなくていいから
 もっと 軽い内容を研究したらいい

  楽しい研究をしたらいいよ


  亡くなった人への 悼む気持ちもなく
     遺族を論文博士号をとるための  道具としてしか見ていないなら

   やめてほしい

  こころから思う  私の息子が苦しんで自死したのは
    あなた達に研究されるためでも 博士号を取るための材料になるためではない

   また 今日も
     グリーフケアの論文を書いた人から
       拒否られた
 まぁ
いいけどね
  そもそも  グリーフケアなんて 自死遺族の悲しみとは違う感覚ですから・・・・

       

精神薬は人間の精神を壊していく

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 精神薬の怖さをあらためて感じた事

60代前半の女性
 高級住宅地に住み
  子どもたち3人  結婚  近くに住み 孫もいる
    スポーツクラブに通い
夫婦でゴルフも・・
    友人にも恵まれ 旅行も楽しんでいた

高齢の父が97歳で亡くなり、母が90歳で健在
   通夜や葬儀と続き
      疲れたので内科に行き 睡眠導入剤を処方してもらった

飲み続け・・・半年
  睡眠導入剤を増やしてもらった
        更に 増やしてもらい
     睡眠を促す頓服薬を増やしたが
 抗不安薬を増やし・・・・
 1年半後には
    死にたいと思うようになった

  笑顔が消え 毎日苦しい死にたい・・・というようになり
     家事もできなくなっていった
時々
   気分のいいときには 美容院に行ったり  家事もする

 とにかく死にたい・・・

  相談を受けて 減薬から断薬へ・・・  5カ月ほどかかって

                          死にたい気持ちはなくなり
       苦しみも亡くなり 不安も消えた
生活を楽しんでいる

    
 産後うつと告げられ
     10年間薬を飲んでいた人30代
      子育てができない
 家事もできない
    母親に手伝ってもらい 子育てと家事
死にたくなってきた
 死にたい気持ちが強くなった

相談を受けて減薬断薬  半年後クスリゼロになった
    子育てができ
パートで働いている

 一時避難的に
   精神薬や睡眠剤を飲むのは 否定しないが
   症状が緩和したら
  クスリはやめる事

  医師は やめていいとは言わない
     自分でやめるしかない

   話も聞いてくれない精神科医のところに
なぜ
行くのかわからない

 精神科に通っている人は
   診療所クリニックや病院に通うのをやめたくても
      やめられない
  医師に対して
来るのをやめますと言わなければいけないと思っている

  風邪で通っていた内科に
   症状が改善したときに わざわざ診てもらって
    もう治ったみたいなので
   クスリもいりません ありがとうございましたと 医師に報告に行く人はいない
こられても医師も迷惑

  
また
  その医師からの処方で風邪がどんどん悪化 
     それでも通う人はいない
医師をかえる

医師を変える時に
 医師にあなたではダメなので 他の医師に診てもらう事にしますと言いに行く人はいない

  精神科に通う人にはよく
この説明をするのだが  
  
  あ・・・・ああ・・・そうですね・・・
それでいいんですね・・・そうですよね・・と  いう反応が多い

 判断する 反応が鈍くなっている

 相談をしているのに  相談者が寝ている…
うつらうつらと
眠そうにしている
    そのほとんどは 精神薬を飲んでいる

眠れないんです・・というが
  うつらうつら 寝てるよね‥と言いたい

何にもしないで ボーっとして
    うつらうつらしていたら
 夜眠れないのが普通
       それでも
睡眠薬飲んでるから1~2時間は爆睡している

   幸せな人が 死にたくなるクスリ  
      恵まれている人が 苦しみ死にたくなるクスリ

    精神薬を飲み続けて 幸せになった人を見たことがない

自死者の過半数は精神薬を飲んでいる

    または 最近まで飲んでいた人
   

他人の悲しみをビジネスにする社会

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私は亡くなった息子を今も愛している
  この悲しみは私が生きている間続く

かなしいという言葉ですら 私の心を表現するにはたりない
   悲嘆という言葉も
    ましてやグリーフなんて・・・軽すぎて・・・

 他人にケアなんてできるわけがない
       幸せな人に  私のこの悲しみや苦しみがわかるなんて ありえないこと

  同じように自死で愛する人を亡くしたら わかるのだと思う
     
   悲しみの勉強をする人って なんて幸せな人なんだろうと思う

 悲しみなんて 勉強しなくても 体験すれば よくわかる


  いつから 幸せな人たちが 悲しみについて勉強して
    資格なんて取るようになったのだろう

そもそも 悲しみのケアをする資格って なに?
    臨床傾聴師・臨床宗教師・・・スピリチュアル何とか師とか
      大学が資格を増やして 社会人を呼び込み
    資格ビジネスに懸命になっているのが
  何ともやりきれない

   人の悲しみに付け込む商売
      が 流行る社会は  どうなんだろう

 自殺ビジネス団体が多いのは世界でも日本だダントツ1位

   国が対策に力を入れている割には ビジネスが多い
     国が容認しているからだろう‥と思う

それは
  普通に生まれ 幸せに生きたいと思う人たちを 追い込む社会の構図と同じ

 いろんな社会的問題に切り込んでいかなければならないのが自死の対策
根本的には
教育改革をしなければならない

  そんな時間がかかるような 面倒なことはせずに
 手っ取り早く
   苦しめる問題は放置して
苦しくなったら相談をしてください
 というような
 対策をやっていれば ビジネスは継続できる

   悲しみや苦しみのケアという商売も
      悲しむ人や苦しむ人が減れば商売にならない

しかも 傾聴だけ・・・
    楽勝だよね…ビズネスとしては・・・

資格商売はもっと楽ちん
       講演してればいいんだから・・・資料を販売して・・・
   手を汚さず汗もかかず
     商売になる・・なんておいしいビジネス

人の悲しみと苦しみの上に成り立つ商売
  自死のビジネス 悲嘆ビジネス

 私は息子への悲しみや苦しみ、さみしさも含めて
    息子への愛する気持ちを
 ビジネスの材料にされたくない

悲しみもまた 大切な気持ち 私と息子の間にある宝物ですから

     
 

円卓会議のご案内

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日時 令和5年10月7日(土曜)14時~17時
場所 八重洲倶楽部
開催方法 対面開催(定員30名)
参加費 1,000円(資料代、会議室費用に充てます。CSPSS会員は500円)
参加申し込み 下記のチラシにあるGoogleフォームからお申込みください。
https://cspss.jp/pdf/12th_20231009_entaku.pdf

内容 
1)趣旨説明 竹島正(川崎市総合リハビリテーション推進センター)
2)日常活動からおもうこと 田中幸子(全国自死遺族連絡会)
3)自治体の現場から 中村征人(愛知県医務課こころの健康推進室)
など数名の報告の後、全員で意見交換を行います。

人の死と失業による喪失と同じ「悲嘆」 それがグリーフケアの基本的考え

OIP (5)

大切なもの・人を喪ったあなたへ~
喪失と悲嘆(グリーフ)とは~
こんなチラシがある

 人生には様々な喪失体験があります
その中で最もつらいのは、大切な人との死別だと言われています( 他人事・・ですと断言できていない)
 死別以外でも
   人との別れはあります
 家族同然のペットを失う事もあるでしょう

「人」だけではなく「大切な何か」を失った時

 つらく悲しい思いを抱き
 そのためおこすときもあるでしこともあるでしょう

  このチラシは 「大切な人」「大切な何か」を失った方が・・・・と書かれています

要するに
 このチラシを作った人たちにとっては
 人の死も
   何かをなくしたことも 同じなんです

 人の死が ものと同じに扱われるのが グリーフという考えです

  反論はあるでしょうが
  犬や猫。ウサギや蛇・トカゲや小鳥・金魚やヤギと

 私の子どもは同じに語られたくありません

  恋人と別れた事と
  息子を亡くした私の悲しみと 同じに扱われたくありません

    離婚とも同じではありません

   愛する人との自死による別れ
         経験してみたら わかります

  恋人なんて・・・次に好きな人と出会いば
  なんであんな人の事を好きだったのか・・と思う程度です

    18年過ぎた今も  胸が張り裂けそうなほど 痛い悲しみがあります
   悲しくて
     こんなことを書いているだけでも
  胸に痛みが走ります
     お腹もいたい
 胸に
 鉛があるような ずっしりと重たく感じる痛み

    嗚咽するほど 涙があふれ
      叫んで泣くほどの悲しみが
  今もあります

   猫を失った悲しみが18年過ぎても  嗚咽するほどの悲しみにあふれるのでしょうか

     そんな人会ったことがありません

 グリーフケアのそもそもの 悲嘆とはその程度のものが対象なのかもしれません

 そうすると納得できます  複雑性悲嘆というのが・・・
  半年1年過ぎても 悲しみが続いているのは…複雑性悲嘆という・・・
     そりゃそうだよ
でも
  愛する人との死という別れからくる悲しみは
         半年や1年で 消えることはない

薄くもならない   生きている限り続く悲しみなのです・・・
 愛が続く限り


グリーフケアは そもそも 人の死という別れの悲しみが中心ではない
       広く広く
  ものをなくしたり
   失業だったり
       転勤だったり   金魚だったり  
   大切な 車を売ったりする喪失感も
悲嘆・・・グリーフ なのです

    そんな喪失感と

息子を自死で亡くした 喪失感を
同じ感覚で
考えたくもないし 考えてもらいたくない

  

グリーフを抱える者「悲嘆者」~亡くしたではなく「失くした者」

せんにんそう

グリーフを抱える者「悲嘆者」が
ケアされる
 健全な社会をめざして・・・と ある大学のグリーフケア研究所のトップページにあった

者という言い方って
  私は 上から目線を感じる
 抱える人 抱える人たち  抱える方々 抱える方
    のほうが しっくりくる

グリーフを抱える者
「悲嘆者」

なんだろうか・・・この感覚

  私は彼らから 者と呼ばれる立場

なんと傲慢な言い方なのかと ・・・・・怒りすら湧いてきた

下々の者たちよ・・・
  頭が高い‥的な

そして
極めつけは
「悲嘆者」がケアされる 健全な社会を目指して・・・という目的

悲嘆者の出ない社会を目指すのではないのだろうか
   悲嘆者が普通に生きていける社会を目指すのではないのだろうか・・・

悲嘆者という下々の人たちがいて
    悲嘆者はケアされる事を待ち  ケアしてもらうことが 健全な社会だと思っている
   グリーフケアを信仰している人たちの社会

  ある意味で怖い
          様々な資格を作り上げ
    資格を得るための講座を開き 受講させ  受講料をもらい
単なる民間の資格を与え
     テキストや本を販売
完全なビジネス

   人の悲嘆さえも ビジネスとする人たち
そんな人たちが
 人間の持つ 深い悲しみをケアなどできるわけがない

こうも書かれている



愛する家族や 親せき 恩人 友人との死別や離別の苦しみ悲しみ
また
各自にとって大事な仕事やペットを失くした方々の悲しみ
それを「悲嘆」と呼ぶ

失くしたと亡くしたは違う

グリーフケアがいう「悲嘆」とは 亡くしたというよりは失くしたという意味の悲嘆なのです

  これは日本でも有名な大学のグリーフケア研究所のホームページに掲載されています

「グリーフケア」の対象者は愛する人を亡くした遺族だけではないということです
  ペットの死や仕事を失ったことや
財布を亡くした事も愛しる子供を亡くした悲しみも同じ「悲嘆者」だという事です

愛する人を自死で亡くした遺族は そのことをしっかりと理解して
「グリーフケア」を学んだ支援者やケアする者たちからの
ケアをうけるのか
   考えてみてほしいと願っています。

自分の子どもとの死別と
 仕事や家や財布を無くした気持ちと同じなのか
   
グリーフケア研究所は
「失くした」という文字を使い「亡くした」という文字はつかっていない
また「死別と離別」という言い方をしていて
 「死別」という文字だけではない
「離別」と「死別」は違います

 遺族は「死別」の ・・・人を亡くした「死亡」という  別れです

  離別の別れではなく  失くすという感情ではない
   亡くすという感情

全く違います

一緒に考えているのが「グリーフケア」

私は私の息子の自死という死による 死別の悲しみと
  離別やペットや財布や仕事などを失った悲しみと同じにしたくない

同じ悲しみと捉えているなんて
    身が震える程侮辱されている気がします

    これが グルーフケアの根本的概念なのだと
つくづく実感しました

ご案内 9月30日・10月21日・10月27日

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9月30日土曜日 午後1時30分~
帯広で研修会を開催
  弁護士2名と記者1名と私で行く
「とかちプラザ」研修室307
参加費無料です
  自死遺族等への総合支援のためのスキルアップ研修
弁護士による無料相談の時間あり

10月21日
 国際ビフレンダーズ大阪自殺防止センター
 45周年記念講演会
  講師:私 田中幸子
14時~16時 参加費無料
  ドーンセンター 特別室  天満駅から徒歩5分

10月27日
徳島市に行きます
  徳島県主催の「雲の会」に参加

その後3時から 
同じ場所で
 自死遺族の自助グループのたちあげ準備会を開催
   徳島県の遺族・・四国の遺族
大阪や近県の遺族の参加 お待ちしています

仙台から私田中
長野から「やまなみ」を開催の前島さん
  郡山市から「えんの会」の齋藤さん
    が参加します
岡先生も行く予定

 四国で初めての自死遺族の自助グループの立ち上げ準備会です

   徳島県が全面協力してくれます

ありがたい事です。 四国に1か所でも自助グループが欲しいと思い続けて10年が過ぎ・・・
ようやく・・・
    遺族の皆さん ご参加いただけたらと願っています。

子供の自死の対策緊急強化プラン は ヤバい!また増えるかも・・・子供の自死が。

OIP (1)

子供の自死の対策緊急強化プランが
6月2日に子どもの自殺対策に関する関係省庁連絡会議から提案された。
議長は内閣府特命担当大臣
議長代理:子ども家庭庁
副議長:子ども家庭庁支援局長
構成員:内閣府官房孤独・孤立対策担当室長
    :警察庁生活安全局長
    :子ども家庭庁成育局長
    :消防庁次長
    :法務省人権擁護局長
    :文部科学省初等中等教育局長
    :厚生労働省・援護局長

  連絡会議の庶務は子ども家庭庁支援局総務課自殺対策室

4月27日に第1回開催
5月19日に第2回開催
5月26日に第3回開催
6月2日に第4回が開催され 最終提案が行われている

ここでも
遺族の情報は関係機関で共有される
  要因分析は
警察や消防、学校や教育委員会、地方自治体等が保有する
自殺に関する統計及びその関連資料を集約し、・・・とある

調査研究においては 予防のために
子供の死亡検証のモデル事業において把握された知見について
  モデル事業の関係者の了解を得たうえで活用する・・・要するに情報が提供される

自殺リスクを含む潜在的に支援が必要な子供や家庭を早期に把握し
・・・・情報の提供が行われる

ここには 学校の教師による行き過ぎた指導や体罰などは書かれていない
いじめの防止対策も入っていない
いじめはいけないという教育をする気はない

この国は
 1人の人に自死の対策の全てを委ね
     丸投げしている
 ビジネスマンとしては非常に優秀な人だが
   自死を ビジネスとして関わるのは
       問題が多い
自死が減ると
   ビジネスが成立しなくなるのだから
 自死をビジネスとすると自死が減らなくていいのだ

 また、ビジネスだから 個人の情報も金を生む材料となる

この国の自死の対策は
  ヤバい方向に進んでいる

 だから減るわけがない

  犠牲となるのは 追い込まれていく人たち

   人を追い込む構図は放置し
データーを集め
  個人情報をジャンジャン提供し
      具体的な悩みは受け付けない

 子供のいじめは放置
 体罰も放置し行き過ぎた指導も放置
 追い込まれていく子供のSOSは無視
      親からの相談にも  学校とよく相談して‥という言葉を繰り返し

  あげくに モンスターペアレンツ扱い

親に問題ありとされる

どうして 当事者の声が届かないのだろう

 どうしたら 自死に追い込んでいる要因の解決をしてくれるのだろうか

いじめはいけないことだと教育してください
 体罰はしてはいけないことだと研修してください
パワハラもしてはいけないことだと研修してください

 精神科の医師も  クスリばっかり処方してないで
  はじめて 来院したときより
  治療後には笑顔になるようにしてください

はじめて来た時より 日に日に悪化する患者を診て
治療を見直してください

   幸せにしてください
先生を信頼し、幸せになれると信じて治療をしてもらってるんですから


   

亡き人の素敵なところを思い出し自慢する時間

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第16回全国自死遺族フォーラムは9日の土曜日 大勢の参加を頂き無事に終えました。
ありがとうございます。
徳島県の行政の方の参加もあり、感謝です。

今年の岡先生の講演の内容は
  わかりやすく 遺族には一つの光りとなったのではないでしょうか

ノルウェーのジャーナリストのインタビューも受けたが
   逆にノルウェーの実情も聞いてみました
  
  日本とは違い 自殺ビジネスという考えをする人はいないという事
      自殺をビジネスにする団体はなく
   民間団体は完全なボランティア活動
       そして
寄付の文化が根付いている国なので
      寄付でのボランティア活動
                      仕事にしている団体はない
      自死が浮かばれないとかいう差別はない
        気味が悪いという事もない
:::::::
  アメリカもビジネス団体はない
寄付金でのボランティア活動
数十億という寄付が集まり ボランティア活動を行う団体があるという

  相談電話の 人材育成は国が金を出し、専門性を高める
    そしてボランティアで電話を受ける
電話代も国の負担
 相談者の負担ではない
                 日本は支援者支援が中心で当事者への支援はない
ある団体の人が参加して
コメントをくれた
「悲しみ・わかちあい・社会活動への参加はとても重要なテーマです。
  本来なら自死や自死遺族の問題は、社会福祉法が規定する「地域生活課題」であるし、わかちあいの会は「地域住民等」にあたるので社会福祉協議会の課題として当事者が活動できる環境を整えるべきだと思います。
この社会活動は
家族が自死をしたことを公開するというハードルがあるのが他の社会活動と大きく相違する点です。
家族や親せきからの反対
世間からの差別偏見をどうするかも活動を維持し拡大していくためにも大事な課題だと感じました。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」  
 自死遺族ではない活動をしている人ですが
  彼の活動は本物だと改めて思いました。
他者への思いやりにあふれた
  視点を持つ人です

参加してくださった遺族からもコメントを複数頂き
    ありがたい事です

その中で
みなさんに特によかったと言ってもらえることがあります

   これはシドニーで開催されているポストベンション・カンファレンスの分科会からヒントをもらったもの
30秒から1分以内で
 亡くなった人の名前(ファストネーム)を言い
   その人の素敵だった自慢をするというもの

 私なら 
息子は健一と言います
     小さい頃からケンちゃんと呼ばれることが大好きで
   弟思いのやさしい子でした。
お腹の中で一緒に遊んでたんだよと弟によく言っていました(4才違うのに)
        正義感あふれた真面目な警察官で逮捕術では全国大会で優秀な成績を収めていた自慢の息子です。
    焼き肉とハンバーグが大好きで、やさしい母親思いの子です、今もケンちゃんを愛しています。

など
   たくさん自慢したいことがあります

亡き人のファストネームを言う機会はあまりなく
また
素敵なエピソードや自慢をする機会はほぼないと思うのですが
   30秒から1分という短い時間だからこそ
     できるのかと思います

今も息子さんに恋して遠距離恋愛をしていますというお母さんもいました

  だからこそ 悲しいのですから・・・

   来年は大阪市内での開催予定です
 9月7日土曜日の予定

  一年に一度 全国から同じ思いの遺族が集う場として
  全国自死遺族フォーラムを開催しています

  また遺族以外の人の参加も大いに歓迎です
    遺族の声を聞く機会として
参加して頂けたらと思います
    
ご参加いただいた皆様  本当にありがとうございました。
またお会いしましょう

人を自死に追い込む社会的要因を是正してくださいませんかそろそろ・・・

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今日は東京往復
 日帰り
明日は越谷に行き日帰り
 仙台市の会議もある

   無駄な気もするが声を届ける方法の一つとして会議や委員会への参画は重要な活動
  自死遺族が自死の対策会議に参加するのは
     かなりしんどい作業だが
   他人事の会議の空気がかわることも確実

ただし 地方自治体の対策は
   2次予防からであって 1次予防迄を対策に組み込むのはかなり難しい
要するに
 何か問題があってから
 相談してくださいという対策がほとんど
国もその傾向が強い

委員の中には1次予防を包括的な内容で意見を述べる人もいるが
具体的に
 いじめや体罰の絶滅を訴えて 授業の中に取り組んでいくべきとか
   (幼稚園教育から)
  教師育成の授業(大学)に取り入れていくべきとか
      教員採用後の研修期間を設けて自在の育成をする事の必要性等
   根本的な教育改革も同時に行う必要があるという事は
    発言しない

働き方改革も根本的対策を具体的に発言する人は少ない
   
自死の対策のほとんどは傾聴
    具体的な問題解決に動く機関や団体は少ない

パワハラを受けている人は
  パワハラをしないで欲しいと思う
     パワハラをしている人への注意などをしてくれる機関はどこにあるのだろうか

 労働基準局に相談したらどうなるのか
   勤務先をやめる覚悟でないと 相談は難しいのが日本という国の風潮

 勤務先に労働改善を申し入れながらの継続勤務は
  相当な覚悟と勇気がいる

不当残業も同じ
  同族会社ならなお難しい
いじめや体罰・行き過ぎた指導など学校問題は
子供が訴えても
親が訴えても 学校は動かない
  傾聴だけ
  やる気だけを見せるだけ

実際には 指導もせず
   放置
そのうち 不登校になったり
   うるさい親と言われることになる
相談すればするほど
  うるさい親
感情の起伏が激しい親
   不機嫌な態度をする親
 早口でよくわからない事を訴える親
  という相談記録を書かれたりする

  交通事故対策なら
ガードレールを設置せず
    横断歩道も作らず 信号機も設置せず
 事故がおきたら
  相談をしてくださいという対策が 自死の予防対策のほとんど

 減るわけがないよね
    民間団体や一部の会社や行政機関が
       具体的な対策を講じていたり 解決に動いたりして  減っただけ

   だから 2万人を超えた数字で推移している

   本気で子ども若者の自死を減らそうと思っているとは感じない

 やってないんだから何も
やっているふりをしているだけなんだから

    そして
2次予防の精神科の医療が 自死を推進している

   今日・アニメ放火の事件を報道していたのを見たけど
      精神薬を飲んでいたを事は 1ミリも触れない
 
この国は 精神薬の問題に触れる事はタブーのようだ
    クスリは必ず副作用があるのだから
触れて普通なのに
 疑問を呈して普通なのに
      マスコミは クスリには触れない
多くのスポンサーが薬を扱うからだと思う

金よりも 財産よりも  地位よりも
    人のいのちを一番に考えるなら
   いろんな意見が出されて
 議論するべきなのに
        金と権力に阿る社会・・・
権威ある人のいのちは大切だけど
下々のいのちは
  紙くずのようなものなのだろうか

一人ひとり 大切な命なのになぁ
   
金儲けもいいけど 少しは人のいのちも大切に思う社会になってほしい
 本気で自死者を減らす対策を講じて欲しい

   パフォーマンスはもうたくさん
    

自死の「原因・動機別」の発表を見直して欲しい~真実から程遠い統計だから

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「原因・動機別」という項目が自死の統計にあり
   対策の根拠になるデータとして取り上げられるが

そもそも 正しくはない
  このデータの基本内容は 警察による遺族への聞き取り 事情聴取によるもの
 病院で息を引き取る以外は
 不審死として犯罪なのかどうかを調べるために
   監察医が検案をする
そして
事件性を調べるために 発見者も含めて
   遺族にその場や又は警察署に連行して 事情聴取を行う

遺体を未だ見てもいない段階で 事情聴取を受ける時も多い
   娘が亡くなったと聞かされ
    即警察署に連れていかれて 事情聴取を8時間受けたお母さんもいる

事情聴取なので 警察官が質問をすることに応える形
   それも
      子供が死んだと聞かされて混乱している親に質問をして
その内容を
 警察庁統計として発表している

   突然の子供の死で頭がいっぱいの親が
     警察からの質問「親子喧嘩はありましたか?」「はい」
  いじめはありましたか?「わかりません」
  勉強で悩んでいましたか?「悩んでいる時もありました」
  成績は優秀でしたか?「まぁまぁでした」
不得意な科目はありましたか?「はいあります」
     「進路で悩んでいましたか?「はい」
きょうだい喧嘩はありましたか?「はいあります」
・・・・・・・
等々聞いていく
その結果いじめはほとんどなく 学業不振と家族関係がトップの原因となってしまう

その後に 調査をして 「いじめ」や「体罰」などが
発覚しても
「原因動機別」の統計数に反映はされない

文科省は「いじめ」による子供の自死は2~3人と発表

   そもそも子供の自死がない「0」と文科省に報告していた教育委員会もあった
全国放送される番組で
  あたかも 真実のように「原因・動機別」を語り
子供の自死のほとんどはいじめではなく
  学業の不振と家庭の問題だと発言している 民間団体の代表がいるが
 疑問を感じる
発言の内容に責任を持てない内容を 全国放送の公的番組で発言するのは
   子供の自死の対策に大きな影響を与え
 見当違いの対策を推進させ
 子供の自死が増える事になる

 いじめや体罰・・・そして指導
    が多いと感じる子どもの自死
SOSを真剣に受け止めない学校現場
 親の相談も
 適当にあしらう学校現場

    自分が校長の間は 無視して 転勤迄の時間稼ぎをする校長

「原因・動機別」の基礎データ聴取の状況も知らないで
    国が発表しているから正しいデータだと勘違いして
専門家のように
  子供の自死について語る人

  今の日本の自死の問題でマスコミに取り上げられる人たちは
評論家たちばかり
 現場で取り組んでいる人たちの声は取り上げられない

  現場で泥水を飲みながら 救いたいと必死に活動をしている人たちに
     光を当てるマスコミは少ない

「原因・動機別」は海外では しばらく時間をおいて発表するのだという
どうして
日本は毎月毎月 発表できるんですか?と言われている

   男女別や年齢別は即発表できるが・・・
「原因・動機別」については  慎重であるべきだと感じる

   適当で
 あいまいな データで対策を講じるから
見当違いになって
  自死は減らない
          子供の自死が増えているのは
   原因動機別の真相に触れないまま
     対策をしているからだと思う

子ども家庭庁で 対策に力を注いでも
    見当違いの対策になり
支援者だけが満足することなる

あいかわらず 子供の自死は増えていく事になるのだろう

  効果が出る対策には
  真実に近いデータが必要

遺族を犯人扱いにしての事情聴取の内容による
  データだけでは
  真実からは程遠い

素人でもわかる問題を
    専門家たちは なぜ問題にしないのか・・・・

うがった見方をすると  減らなくていいから
  減らないほうが専門家としても仕事が増えるから・・・かな

遺族として私は思う
1人でも多く 減らしたい

幸せに生きたいと思うのが人間だから・・・
自死した人たちは
死にたくて死んだのではないのだから
  死にたい人などいない
 幸せに生きたいというのが人間の本能
  
 死にたいという本能を持つ特殊な人間ではない

普通の人たちが自死しているのですから
     

「怖い人」と言われ続け18年 怖い人かな~~~私

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2005年に息子が逝き
 2006年から活動をしてきた私は
私の被害妄想の世界の様な支援者たちからのいじめを受けてきた

自死遺族が活動をする事を認めたくない人たちからのいじめ
 誹謗中傷の嵐
それらは
全て自死遺族支援にかかわる人たちからのもの
もちろん
故平山正実先生も含め 大勢の心ある支援者たちもいました
 そして
一部の遺族からも・・・・
 遺族という肩書を仕事にしている遺族は 私を嫌う傾向にある

 遺族支援者からは(自死の予防をしている人も)
    国の研修会などで顔を合わせた時
  廊下で私を見つけると
大きな声で 「田中さん、怖いから近寄らないでください」と言われる
   帰りにも挨拶しようとすると「よらないで!怖いから」と逃げていく
また
会議が終わった時「田中さんにつかまると 大変だから、早く帰ろうこっちから・・見つからないように」という人達
「排他的活動を先導している」
   「きちがい」 
「田中さんの書いた内容は 私の事。そのことで私は傷ついてうつ病になった、訴えてやる」という支援者からの電話
  その人はいろんな人たちに泣いて訴えていた田中さんが書いた内容は私の事でそのことでうつ病になって仕事が出来なくなった・・・と。周りの人から聞いた
 個人名は書いてない
 団体名も書いていない もちろん地域も書いていない
     どうして
自分だと思ったのだろうか・・
それは 自分が私にひどい言葉を言ったという覚えがあるという事
   自分が言った内容と同じことを書かれたので 自分の事を書いた!と思ったのでしょうね

私の交流は狭くはない
  想像を超えるほど多くの人たちと会ってきた

  ひどい人たちもいるが
すばらしい人たちもいる

「15年前何もしていなかったくせに、何を今頃言ってるんですか遺族の事に対して」と
息子が亡くなって1年で言われたこともある
 父を亡くして15年の遺児で活動をしていた人

 15年前は自死の事には関心はなく幸せでしたから‥と答えた
  あなたは子供だったと思うけど
  あなたのお母さんは活動していたの?
私は息子を亡くして遺族になり 半年で活動を始めた
   申し訳ないけど
その頃は自死遺族ではないので自死遺族の事には関心はなかった‥と答えた

その人は沈黙した・・・

田中さんだけが遺族ではない!と言われたりした  遺族ではない支援者に。
  私だけが遺族だとは言っていない でも 私も遺族

反論するから怖いと言われるのかもしれない

 でも
会ったこともない人に怖いと言われるのは
    ひどいなぁ~~~と思う
     
田中さんは支援できるくらい元気なら どこからも支援は要らないよね・・・という人もいたが

遺族でない  支援者はそもそも元気で幸せな人なんだから
支援者支援は必要ないよね・・と反論したこともある

いかがわしい法律を作ろうとしている
  新聞に掲載されるのは
 記者と特別な何かあるんでしょ
   等々
今も耳にするのは
「怖い」
    息子を亡くして 生きるために無報酬で活動を続け
  自死遺族の情報の流失を食い止めたいと頑張ってきたのに・・・
遺族が被る事故物件の賠償金問題に取り組んできたのに・・・
  数千人の遺族から相談を受け
     少しでも・・・と  
支援の輪を広げてきたのに・・・

・・・のに・・が多くなってしまう  自分がいる


お兄ちゃんは こんな私を苦笑いしてみている気がする

いろんなところに潜む悲しみという地雷

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息子が逝く前は
月が大好きだった
  戦後すぐの田舎は街灯もなく
夜は月の灯りが街灯だった

   満月の日は 昼のように明るく照らされ
  雪で真っ白な景色を
   月が照らし 反射して キラキラする黒と白の世界
そして空は
夜なのに 青く・・・満天の星
  一人っ子の私には  月は大好きな存在だった
月に手を合わせ
    願いを言ったこともある・・・

天体が大好きで
学びたいと思い 大学の社会人枠の講座を受けたこともあるくらい好きだった
 月は天体望遠鏡で子供たちと観測していた時もあった

でも
息子が亡くなって 月はこころをざわつかせる存在となった

息子が逝く  数日前
今考えたら スーパームーンだったのか・・・
大きな大きな月が
 朝方 マンションのガラス越しの見え
     あまりも大きく またその月の光が 寝室にしていた部屋まで届くほどだった
(その当時は 夜でもカーテンを閉めないで寝ていた)20120827160931.jpg

あまりにもきれいで大きかったので
夫をおこして見て!と言ったほど見事な月だった
息子が亡くなった日のお昼
  友人とランチをして
食べた事のないステーキを美味しく食べ(肉が得意ではない) 友人にどうしたの?肉大丈夫なの?と聞かれた
 夕方まで話し込み
  帰り 東の空に 大きな満月が輝いていた
 きれいだね‥と言ったら
友人は
  女は月をあまり見ないほうがいいと思うよ・・・迷信だと思うけど・・・と言った

そのまま気にせず 家に帰った
その日の夜に電話があり息子の死を知らされた

私が午前中マンションの公園の花壇づくりをし
   午後からランチを楽しんでいた時には息子は死んでいた

食べたこともないステーキを美味しく食べていた時
息子は亡くなっていた

それ以来
    月は 直視しないようにしてきた
 人にはそれぞれに
   こころをざわつかせるモノがある

  Facebookで月の画像が流れてくると
    かなりしんどい

こころをごまかし だまし 生きてきた
   悲しみの地雷が至る所に潜み
      私の気持ちを爆撃して壊すこともある

  この世を去るまで 続くのでしょうね
     地雷を踏み 今度は踏まないように・・と思いながらも
思わず
  地雷を踏んでいる

その繰り返し
           しょうがないよね 悲しいんだから

不安を煽る言葉に惑わされてはいけない

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時々相談を受ける問題に 
自称霊能者たちや自分の宗派のご本尊様の教えを信じていない宗教者たちが
「自死をすると、亡くなった時にご先祖様がお迎えに来れなくて・・・」とか
 「何百年も閉じ込められている」とか
「成仏できない」とか
   いろんなことをネットで書いたり 発言をしています。
それは
金儲けのためですから
惑わされないこと

不安にさせて
   あの手この手を使い 金を巻き上げようという事です

ご先祖様のたたりとか
ご先祖様を大切にしないから 病気になるとか  夫婦がうまくいかないとか
   いろんなことを耳にしますが

あなたのご先祖は あなたに不幸になってほしいと思うでしょうか
 私が先祖だとしたら
  私の供養をしなくても  私は子孫を恨まない

子孫が繁栄することを望む
   血のつながりはなくても  生きている人たちの幸せを望む

生きている人たちが幸せであることが
昔々生きた先祖が望むことであって
  子孫を滅ぼすことを望んでいる先祖はいないと信じている

何百年も閉じ込められる・・・・って
 どこに?
   成仏できないって
そもそも死んだら成仏するではなく・・・
 死んで往生するという考え方をする

 そして 仏教で葬儀を行い
  天国にいるというのも ・・・?

天国という考えは仏教ではない
   キリスト教の教え
仏教は
極楽浄土 お浄土・・西方極楽浄土
  浄土は無数あるとされている
浄土宗の我が家だと
西方極楽浄土に往生
  
 慈悲深い 神様や仏様が
   人を差別はしない…と考えるのが普通

  日本の怨念話は武家などの位の高い人たちの事ばかり
  農民や貧しい人たちの
怨念話はほとんどない

ということは
  私の先祖は農民だと思うから
     怨念はなく  子孫にたたることもないのだと思うと・・・バカバカしいほど適当な話

 それでも
ぬぐい切れない気持ちが残る人は
    葬儀をしてもらったお坊さんや牧師やん神父さんに
      相談するのがいい

「南無」という言葉の意味も知らず
    霊能者という人の言葉で不安になったり

亡くなった人に手を合わせて 拝んでいると思っている人たち
(私もそうだった)
   亡くなった人を拝むのではない
ご本尊様に手を合わせて拝み
  頼むのです

ご本尊様(わがやは阿弥陀様) どうか 私の息子をよろしくお願いします
 ご本尊さま 息子を守ってください
 
先祖代々の皆さまの事も  よろしくお願いします。。
  お供物も皆さんで食べてください
   息子の好きな物を供えていますが 無縁さまもご先祖様も ・・・

帰依するという意味が「南無」です
南無阿弥陀仏というのは
  阿弥陀様 に帰依します
阿弥陀様をご信頼し 全てを委ねます
どうかよろしくお願いしますという意味です
手を合わせるのは
亡くなった人を拝むのではないという事を
   仏教で葬儀をした人たちも 知らないのではないのだろうか


  阿弥陀仏は どのような人も わが名を唱えたら
   極楽浄土に救いますという仏様
 遺された人たちが唱えるだけでもいい・・・のです
  亡くなった 誰かのために‥でもいいのです

  不安を煽るという手法で 
   お金を貢がせるのは
  詐欺師の方法の一つ

精神科の医療もかな?

不安を煽る産業は
金になるのです

慈悲深い教えや
慈悲深い宗教者を信じましょう

第16回 全国自死遺族フォーラム 9月9日  飯田橋


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第16回
全国自死遺族フォーラム
2023
     PM1:30 - 4:50 (開場1:00)
会場 ベルサール飯田橋駅前ROOM1
          飯田橋駅東口を出て右に進み、左正面に見えるモスバーガー左側道路を直進、左手の黒いビル。 
    駅から徒歩4分、東京区政会館向かい。 千代田区飯田橋3-8-5 住友不動産飯田橋駅前ビル
                        

第16回全国自死遺族フォーラム2023
~自死遺族の自助グループについて~
 悲しみとわかちあい、そして社会活動


☆☆☆プログラム☆☆☆
13:30~13:35 フォーラムインフォメーションとはじめの挨拶
13:35~14:35   第一部 岡 知史さん 講演 上智大学総合人間科学部社会福祉学科教授    
     テーマ  「自死遺族の自助グループについて」 
~ 悲しみとわかちあい,そして社会活動~
★★★休憩 15分★★★
14:50~15:30    第二部 遺族講演
1.大森郁子さん 茨城県自助グループ「さざれの集い」 代表           
    テーマ   悲しみとともに生きて20年
15:30~16:05  
 2.自死遺族      
テーマ   労災申請の壁~過重労働問題について~
16:05~16:45   第三部 参加者の声                                                          
16:45~16:50 終わりの挨拶  2024年フォーラム予告

講師プロフィール
岡 知史氏
1958年兵庫県生まれ。大阪市立大学院を経て、英国カーディフ大学で「難病児親の会」の研究で博士号を取得。約41年間自助グループの研究を続けている。2011年に「ソーシャルワーク研究」37巻3号で発表。他に「セルフヘルプグループとセルフヘルプサポーターそしてソーシャルワーク自死遺族「本人の会」の事例を用いた理論的考察」がある。また2013年に英国の出版社が出版した「苦しみの理解」という本の中に「グリーフ・イズ・ラブ(悲しみは愛)自死遺族の自助グループからグリーフを理解する」という英語論文がある。上智大学教授 総合人間科学部 社会福祉学科。自助グループの研究者

主催 一般社団法人 全国自死遺族連絡会
代表理事 田中幸子  090-5835-0017