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愛する人の死への悲しみはケアの対象ではない 

OIP (9)
2005年に長男が逝き、
   現在2023年
     
今も深い悲しみがある
   でも
2005年の頃とは違う毎日を送れている
   あの頃は
 食べられない・・というより食べないと決めていた 食べてはいけないと思っていた
  水も飲んではいけないと思っていた
眠ってはいけないと思っていた

   息子が 食べない 飲まない 寝ない・・・で 逝ったから

 10日・20日…30日とすぎても
     混乱の中で生きていた
 精神薬も飲んでいたから
 よけいに ひどい状態だった

  寝ないと決めているのに 睡眠剤を飲むから
  暴れる
    ふらふらになりながらも  寝ない!と叫んでしまう

あれから
 18年
  自死の問題だけを考え生きてきた
生活の全てが
自死の問題
寝ても覚めても  自死の事ばかり

    こんなことを書くと  暗い毎日を送っていると想像する人が多いかもしれないが

  普通に暮らしている

 もともと  あそこのトマトが安いとか
   あそこのお菓子が美味しいとか・・・

   洋服は‥このブランド・・とか
考えたことがなく生きてきたから

   自死の問題が生活の中心であっても
 普通に
    それなりに暮らしていると思う
汚いのは嫌なので
   掃除も・・・洗濯も・・・アイロンがけも・・・
 
   悲しい気持ちは いつもあるけど
  落ち込むときもあるけど
      涙があふれる時もあるけど

     息子が生きていた時のような笑いにはならないけど
    笑うことも多い

 でも
    自死の事が頭から離れることはない
息子の事を思わない時はない
   
なぜ   と今でも思う

    だからこそ
自死遺族支援とか  自死の予防とか
 悲しみのケアとか言われると
カチンとくることが多い

   私のこの こころを どのようにしてくれるというのか

   悲しい気持ちを  どうケアしてくれるのか
                      抱えて生きて行くしかないのに
  私の心の中にある
    息子と会えない 苦しみやさみしさや虚しさや悲しみ・・・・を
      どうケアしてくれるというのか
    グリーフケアって何!!!!!

    神様でも仏様でも  どうにもできないこの気持ちを
     簡単に
癒すとか言わないで欲しい
 癒されないから・・・・何をしても癒されることはない

 ごまかしてるだけ

    ごまかして  騙して  生きているだけ
遺族でグリーフケアによって
 癒されている人がいたら  すごい
  私は無理だから

   私は 癒されたいと思っていない
   
  楽に生きたいとも思っていない
      楽しみなんて ありえない

楽や幸という文字を見るのも いや
                          
  でも 私は不幸ではない
     普通に暮らしている

悲しみと一緒に・・・・・・・
   
            


  


   
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相互扶助とは・・自助グループとは

OIP (9)
人ってなんて自分勝手なのだろう‥と思う時がある

   私もそうなのかもしれない

藍の会のわかちあいの会場の設定は
 今は ある遺族が中心となり セッティングしてくれている

研修室なので 教室の様な配置になっているのを
   わかちあいができるように
  机を動かし
椅子を動かし  受付の場所もセットする

資料も並べる

  案内のチラシをはり 参加する人が場所をわかりやすいようにする

お茶の用意や 消毒液の用意もする
    
  2人で30分はかかる

   自助グループは相互扶助
      
   最初はお客様でもいいけど
何度も参加している人が  ずっとお客様でいる様子に 驚きを覚えながら
      18年になった

  スタッフ制にしていない分  参加している人の思いやりと気づかいが頼りとなる

   自助グループとは 相互扶助
誰かが
支援して 誰かが支援される  という一方通行ではない

支援者がいないのが自助グループ
  自主的に
開場の設置を手伝い
  自主的にみんなで片付ける

       片づけている人がいるのに 傍観している人がいるのは 自助グループとしては最悪
  会場の設置を
1人の遺族が一生懸命にしているのに
   わきで2~3人でおしゃべりして、手伝わないのは自助グループとしては最悪

手伝いたくないからという事で
     何年もギリギリの時間に来るのも 最悪

 お互いに遺族
お互いに悲しい  お互いにそれぞれに忙しい
それを認め合い 手伝う気持ちを持つことが
   自助グループ

手伝う気持ちがない人ばかりだと 自助グループは継続しない

  代表も年を重ねていくと 身体が動かなくなる

   誰も手伝う人がいない会は 消滅していく

   泣いてばかりいた遺族が
  少しずつ 涙の量が減り  周りも見えてくる時がくる

  それでも  ずっと お客さんでいるのは
     自助グループとしては 厳しい

  もちろん
途中参加途中退席はOKだが

  10回20回と参加する中で
   1回くらい
早めに来て 会場のセッティングを手伝うとか
   たまには
 片づけを手伝うとか・・・

いつもいつも 誰かにやってもらうのではなく
   自分も誰かのために 
  わかちあいの会の 資料を並べるとか
     いすを並べるとか
・・・
そんなことを 考えて欲しいと思うようになった

年なのかな?

  いや・・・自助グループとしての基本ができていないと感じるようになったのかもしれない 自分が・・・
   伝えてこなかった自分の責任でもある



1人で頑張って
 全てをやるのは自助グループではない

  椅子を並べている遺族を横に見て
    知らんふりしているのは  自助グループではない・・・

いすを並べ 準備をしている遺族は
    支援者ではないのだから
自分と同じ 遺族なのだから

 お茶やお菓子を並べてくれている遺族は
自分と同じ遺族なのだから

    思いやりを持つことは  遺族であっても忘れてはいけないと思う

ゴミを片づけている遺族も
 自分と同じ遺族なのだから

自分が参加する場所を 用意してくれる人も同じ遺族
 それが
自助グループ

  

息子が微笑んでくれる生き方をしたい

R (2) 


息子に申し訳ないと思う生き方をしようと思っている
亡くなった息子に許してもらう生き方をしなければ・・・と思っている

今でも悲しみで潰れそうになることもある
   でも  やることがいっぱいある
仏壇のお花をきれいにしておくこと
  2005年から  少ないときで花瓶5個  多い時は花瓶8個
   仏壇はいつも お花で埋もれるように・・・・

家にいる時はほぼ毎日 仏壇を拭く
ホコリがないように・・・・・・
     中も外も・・・
息子の写真たても‥拭く
  ホコリがついていないように・・・

毎日 お茶とお水・・・線香とローソク
   1か月かなりの線香とローソクを灯す

灰の掃除も必要
     仏具も磨く

家の掃除と同じように・・・・ほぼ毎日

  家の部屋も 同じように掃除をする
玄関・・トイレ…洗面所…風呂 台所・・・
  窓ガラス  扉
      壁・・・天井・・・・家具も拭く
家事はやろうと思えば一日やることがある

息子は片づいている部屋が好きだった
    おやつも手作りが・・・

息子が認めてくれることを・・・
息子が褒めてくれることを・・・
 息子が微笑んでくれることを・・・

そいう意味でも 息子が逝き 生活は一変した

   生きている時は 当たり前すぎて  大切に思ってもいなかったことが
    失ってみて
  どんなに大切なものだったのかを 思い知らされている
     自分に厳しくありたいと思うようになった
   それでも
  まだまだ自分に甘いなぁ~~~と思う事もある

   そのうえで メールや書類  
  手紙・・・・レターパックでの送付
   電話相談や
      メール相談もする

また  論文を読んだり  いろんな情報も得て学ぶ

 息子が逝き  常に息子を意識し
    生活をしてきた

 自死の問題以外の情報を必要としない

   自死の問題は 様々な問題があるの いじめや体罰  労働問題 介護 福祉
         学校  教育  ・・・・・・・・・・家族  医療
多岐にわたる

  スイーツの美味しいお店
     おしゃれな洋服
   とか 観光 や ラーメン店巡り や蕎麦店巡り
     他
         趣味は全く興味が失せたが
  人にやさしい社会を・・・・・・・
  という思いは 強く持つようになった


明日は東京日帰り
   議員会館に行く
                       再調査の設置を求める要望書を持ってお願い行く

自分の事ではない
    つながっている遺族の代理人として・・・・・・
   亡くなった人の尊厳を守りたいと思うから

  

自死遺族の面接を行う自治体(会に参加したいだけなのに)

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ご飯食べてるとブログに向かう時間がないので
   ・・・・今日は思い切って 朝ごはん無し
時間に追われている気がする

家事は手を抜こうと思ったらいくらでも抜ける
その反対に
   手間をかけようと思うと
いくらでも やることがある
   日常の家事だけに没頭しても 一日はあっという間に終わる

 息子が逝き 
   仏壇もある  そのための作業もある

   毎日の電話やメールもある

  そして
  いろんな情報が入る

  ある保健所が開催している遺族のための会がある
遺族に会いたくて
 遺族と話したくて  悲しみを聞いて欲しくて・・・連絡をする

  面接を受けるように言われる・・・
 遺族になって半年過ぎないと参加できないというルールもある

   これを 普通に受け止めるのか・・・
あれ?と疑問を持つのか・・・人は様々

私はあれ?と思うタイプ

   何で面接を受ける必要があるのか?
   どうして 半年過ぎないと参加できないのか?‥と思う

  自死遺族支援・・・しかも「こころのケア」「悲しみのケア」ということで保健所が開催している会なのに・・・

もっとも 激しく動揺している時期に 自分で耐えなさい
    動揺がある程度収まったら  参加していいですよ・・という仕組みの会
しかも 行政が仕事としてやっている業務としての会

   面接って 就職でもないのに・・・
悲しい人に面接って・・・

 意味のない 理不尽なことが行われている 自死遺族というだけで・・・

   許されないこと

 検案料の問題も解決していない
  司法解剖の事も・・・

   自死というだけで   理不尽なことが多い

ひとつひとつ  
自治体に働き掛けて  是正していく必要がある

     コツコツと  ひとつひとつ  地道に・・・

   差別のない社会を・・と思う
R (1)


悲しみは病気ではないので
  精神薬を飲んでも  どうにもなりません

  飲まないでください
 飲んでいる人は  少しずつ  減薬しましょう