
2005年に長男が逝き、
現在2023年
今も深い悲しみがある
でも
2005年の頃とは違う毎日を送れている
あの頃は
食べられない・・というより食べないと決めていた 食べてはいけないと思っていた
水も飲んではいけないと思っていた
眠ってはいけないと思っていた
息子が 食べない 飲まない 寝ない・・・で 逝ったから
10日・20日…30日とすぎても
混乱の中で生きていた
精神薬も飲んでいたから
よけいに ひどい状態だった
寝ないと決めているのに 睡眠剤を飲むから
暴れる
ふらふらになりながらも 寝ない!と叫んでしまう
あれから
18年
自死の問題だけを考え生きてきた
生活の全てが
自死の問題
寝ても覚めても 自死の事ばかり
こんなことを書くと 暗い毎日を送っていると想像する人が多いかもしれないが
普通に暮らしている
もともと あそこのトマトが安いとか
あそこのお菓子が美味しいとか・・・
洋服は‥このブランド・・とか
考えたことがなく生きてきたから
自死の問題が生活の中心であっても
普通に
それなりに暮らしていると思う
汚いのは嫌なので
掃除も・・・洗濯も・・・アイロンがけも・・・
悲しい気持ちは いつもあるけど
落ち込むときもあるけど
涙があふれる時もあるけど
息子が生きていた時のような笑いにはならないけど
笑うことも多い
でも
自死の事が頭から離れることはない
息子の事を思わない時はない
なぜ と今でも思う
だからこそ
自死遺族支援とか 自死の予防とか
悲しみのケアとか言われると
カチンとくることが多い
私のこの こころを どのようにしてくれるというのか
悲しい気持ちを どうケアしてくれるのか
抱えて生きて行くしかないのに
私の心の中にある
息子と会えない 苦しみやさみしさや虚しさや悲しみ・・・・を
どうケアしてくれるというのか
グリーフケアって何!!!!!
神様でも仏様でも どうにもできないこの気持ちを
簡単に
癒すとか言わないで欲しい
癒されないから・・・・何をしても癒されることはない
ごまかしてるだけ
ごまかして 騙して 生きているだけ
遺族でグリーフケアによって
癒されている人がいたら すごい
私は無理だから
私は 癒されたいと思っていない
楽に生きたいとも思っていない
楽しみなんて ありえない
楽や幸という文字を見るのも いや
でも 私は不幸ではない
普通に暮らしている
悲しみと一緒に・・・・・・・
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