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2時間ほど寝たら、目が覚めて眠れず
久しぶりにブログを書く時間ができた
2005年11月に長男34歳が自死
その後の人生は 自死の問題・自死遺族の問題だけを考え生きてきた
2006年に「自殺対策基本法」が制定され
2007年に「自殺総合対策大綱」が策定され、5年ごとに見直しが行われているが
自死遺族支援がその中に組み込まれ
どのくらいの予算で どのような内容になっているのか
知らない遺族がほとんどだと思う
自死の予防にもどのくらいの税金が投入されているのかも
知らない国民がほとんどだと思う
行政の担当者でさえ 知らない人も多い
自死という死にだけある差別と偏見
そのことに気がつかない人たちも多い
自死遺族になる前は 自死に対する差別と偏見があった人たちが 突然自死遺族になり
自死という事が世間に知れたら
自分が遺族になるまえに思っていたように 世間が思うはずという恐れがあるのだと思う
自死遺族ではない人たちの中に
今も差別と偏見があるのは ある意味で諦めもつくが
せめて
遺族は差別と偏見は払拭して欲しいと願ってきた
自死は少人数ではない 遺族は自死の人数の3倍から5倍と言われる
1年に3万人の自死者
1年に 15万人の遺族
最近は2万4千人前後
遺族は12万人
息子が逝った年から数えても(17年間)
約 46万人が自死で亡くなっている
遺族は230万人
遺族の職業も様々
17年間で遺族になった230万人がそれぞれに
自死への差別と偏見を払拭して 生きたら
・・・・・・・・
世間の差別と偏見に同調せずに生きられたら
もう少しだけ 自死遺族への差別や偏見が少なくなっていたと思う
自分の身うちの自死を恥と思わず
悪い事をしたと思わず
死にたくて死んだのではなく
死なざるを得なかった・・その気持ちはなぜ起きたのか・・・・
国が基本法を作り大綱まで策定し
多額の(毎年数百億円の税金を投入)お金を使い
予防や防止の対策を講じているのに
なぜ 減らないのか
どうして 若者の自死が多いのか
男性が多いのか・・・
と 疑問を抱いて欲しい
自死は死にたい人が死ぬのではない
追い詰められて死ぬ人がほとんど
生きたいはずの人間が
どうして 死ぬのか
死が恐怖のはずなのに どうして超えられるのか・・・
亡くなった人 個人の問題ではないのです
大きな社会問題なのです
遺族としての悲しみと同時に
社会問題として自死を考えてもらいたいと願い続けてきました
これまで発信力が足りなかったことを
反省し
残り少ない人生の時間を使い
一人でも多く
自死者への無理解と
理不尽さと矛盾に疑問を持ってもらえるように
・・・・発信を続けていきます
世間の自死への偏見と差別をなくすには
先ず 自分から・・・
自分たち自死遺族のために
税金がどのくらい使われ
どんな支援が届いているのか・・・
自死を防ぐために
多額の税金を使い なにをしているのか
を
知ることで
自死遺族の個人情報が なぜ
垂れ流しになっているのか
など
・・・疑問がわくはず
私は
亡き人の尊厳を守りたい さらし者にしたくない
犯罪者でもないのに
亡き人たちの細かな情報が公開されているのか・・・
悔しい
亡くなった健一を今も愛し
誇りに思っています

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