![140743732_624[1]](https://blog-imgs-83.fc2.com/k/e/n/ken0314/201512062010198a7.jpg)
法人にすると税金の問題が出てくる
夫が税理士なので 無報酬で手続きや 会計の全てを管理してもらっている
ホームページの管理は(9個?)
遺族の一人にしてもらっているが
もう一人の遺族にサポートを依頼した
困った時の相談に乗ってくれる遺族もいる(ホームページの)
全国自死遺族連絡会は
遺族だけで運営
しかし
総合支援のために
自死遺族等権利保護研究会も設立
宮城県内にはみやぎの萩ネットワークも作った
多種多様な専門家とのつながりを持つことが
活動には必要
僧侶も牧師も・・医師も
弁護士・社会福祉士・精神保健福祉士・臨床心理士・カウンセラー・カウンセラー
社会保険労務士・
大学の教授・・・マスコミ関係者・・
ジャーナリスト
出版社関係 通訳者・葬儀屋・介護福祉士
議員・各種民間団体
行政・・・民生委員・児童委員・保護士・司法書士
・・・・・・・たくさんの人たちとのつながりが必要
遺族のつながりも・・・
事後承諾で 遺族へのつながりを受けてくれる遺族たち
会の準備をしてくれる遺族
2006年8月から(7月の1回目は、友人がお茶のペットボトルを参加人数の30本差し入れてくれた)
その後は毎月お茶とコーヒーを差し入れてくれる遺族がいてくれる
ご寄付をしてくれる人もいる
いろんな人たちの支えがあって
会は継続できている

あいまいな喪失という言葉について
東日本大震災後に急に新聞やテレビで目にするようになった
それは
津波で流されて 遺体が見つからない遺族の悲しみを表現するために。
夫と4歳と7歳の子供が流れ、見つかっていない女性にとっては
かなしみはあいまいではない
震災という特別な災害での行方不明ということで
7年後ではなく
1年で死亡届が受理された
この女性も
遺体のないままで指導届を出し葬儀をした
戦争時代のよう・・・(戦死)
彼女の悲しみは 遺体が見つかった人よりもあいまいということはない
しっかりと深く悲しみがある
こんな人たちが被災地には2千人以上いる
小さなお子さんが多く見つかっていない
あいまいな喪失というのは
あまりにも 失礼な気がする
被災地でまだ遺体が見つかっていない遺族は このあいまいな喪失という言葉に傷ついている
少なくとも「つむぎの会」も含めた遺族の会に参加している人たちは傷ついている
山での遭難 海での遭難
も 見つからない時が多い
遺体が見つからなくても
悲しみは一緒
むしろ もっと複雑のような気がする
記者は遺体が見つかっていないのに
死亡届を出す気持ちってどんなんでしょうかね・・・と聞いてきた
「自分で殺したような 罪悪感に苛まれた」と話してくれた遺族もいる
なんで遺体が見つからないのに死亡届出すんですかとも聞いた(記者)
死亡届を出さなければ
供養はできない 葬儀もできない
のに・・・わかってないなぁ~と 思った
夫が見つからない人は
死亡届を出す事で 夫の親たちともめることもあるようだ
まだ見つかっていないのに 死亡届を出すなんて!とののしられることもある
死亡にならなければ 夫名義の住宅のローンは生きていた時と同じように
返済が必要
会社からの給料は もちろん 働いて いないんだからもらえない
母子家庭手当ももらえない
見つかっていなくても
かなしい
悲しい気持ちにあいまいはない
臨床心理士の教授は
12月の講演であいまいな喪失の事を語ってくれたが
人間の死別の喪失を表現するものではないと発言していた
物質の喪失 物が見つからない時
無くなったのか どこかにあるのか・わからない時
それなら納得と思った
グリーフケアの喪失は
動物との別れ や 引っ越しでの喪失
家が壊れたことや流されたこと
車を廃車にした時の喪失
リフォームして 前の家の面影がなくなった喪失
転校や転勤
恋人との別れ 自転車が盗まれた喪失
などなど
死別の喪失に限らない
様々な喪失のケアがグリーフケア
愛する人との突然の死
そこに起きる悲しいという感情
それだけをグリーフというわけではない
だから
震災の行政のチラシには
グリーフケアというのがあり
家が壊れた
テレビが流された 転校した
洋服が流された
車が流された ペットと別れたなどが記載されている
ある支援者の会では
亡くなった人の写真を持参して飾ることになっていて
人の写真の横にウサギの写真が並べてあり
それも 亡くなった人がかわいがっていたウサギではなく
参加している人がかわいがっていたウサギの写真だったという
ウサギを亡くした人が参加していた・・・
という
話がそれたがあいまいな喪失という言葉への傷つきは
わたしではなく
被災地の遺体が見つかっていない遺族の気持ち
小さなお子さんが2人・3人と見つかっていないお母さんの気持ち
家族を5人7人と亡くした遺族の気持ち
あいまいという言葉で
表現してほしくない・・・と
人の心があるなら
親戚も両親も夫も子供も亡くし
まだ見つかっていない人に
あなたの喪失は
遺体が見つかっていないからあいまいですといえないと思う
私自身は傷つくというよりは
モヤモヤした
釈然としない いや~な気分に陥る