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生きていてほしかった

220[1]

生きていてほしい
生きていてほしかった

 と ずっと思っている


  死ぬほどの苦しみは私にはわからない
 なぜなら
 生きているから

 生きていてくれたら
    一緒に苦しみ一緒に悩み 一緒に笑うこともあった  と思う

 話したかった
   たくさん  話をしたかった
  私への悪口でも なんでも  

  対等に 人間として 話せていたら

   疲れ切ってしまう前に  話せていたら・・・

大切な大切な  健一 お兄ちゃん

  この悲しみを 表す言葉がないように
    あなたを愛する気持ちを表す言葉が見つからない

昨夜の夢 お兄ちゃんとあ~だこ~だと たわいもない話をしていた

  死ぬほどの苦しみを抱えた人は
    ブログなんて読まない‥‥‥‥と思う

だから
  生きて!と叫んでも 届かない
それでも
   生きて!と伝え続けたい

  生きてください
     苦しみを話してください
   親でダメなら
     兄弟姉妹  祖父母 叔父叔母  友人 知人
上司・部下    教授 
神父・牧師・お坊さん 尼さん・・・シスター

   妻や夫
    子供
  他人でもいい

   話して・・・・・・・みて・・・・・・・・

生きていてください

 お兄ちゃん  生きていてほしかった

一緒に年を取りたかった

   一緒に 老いていきたかった

あの日から
   夢でも あの時のまんまのお兄ちゃん

 年を取らない

  49歳になった あのこを想像できない

 死なないで・・・・・
と   
  叫んで歩きたい

全国津々浦々

 若い人たちへ

  生きてください
   
 話してみてください

   八方ふさがり・・四面楚歌

   でも
   一人で抱え込まず
  誰かに話したら  
      生きられるかもしれません。
  
 真剣に 相談に乗ってくれる人と 出会えることを信じて・・・・・
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愛する人の声なき声は自分で聞きましょう

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自死遺族に限らず
  遺族になったとき  亡き人の思いを聞きたいと
占いや霊能者、イタコを探していく人は多い

私も息子が逝き 3か月くらいは 50か所くらいもいった
 その後 遺族からたくさん体験談を聞いた
   その中で2008年くらいまでは 鏡石という地域の『デコちゃん」という
    人を紹介もしていた(彼女は93歳で亡くなった)
 自分の体験と
    他の人たちから聞いた情報とを合わせての結論が
金額が普通であること
ネガティブなことは言わない人
この二つの条件が必要だと決め
   どうしても 行きたいという遺族には
「お遊びのつもりで行くこと」
  と言ってきた

高いお金を払い
 脅かされて 不安になるのでは 行く意味がない

 占いも霊能者という人も
   イタコという人たちも

仕事ですから・・・・

 遺族の不安をあおり 何度も通わせる人
   いいことばかりを伝え
    何度も通わせる人

 よく当たる霊能者という言い方をするけど
    部外者が聞くと
      誰にでも 当てはまる言い方をする人たちが多い

 一人ひとり  事情も違い  亡くなった人の性格も違う
  
 だから もしも 亡くなった人の声が聞こえるなら
    生きていた時のような 話し方や内容だと思う

 お兄ちゃんなら 照れ屋だから
     もぞもぞぼそぼそと話す
 そして金が高いところは
  やめな!勿体ないよ!という

遺族は 自分の自己満足のための言葉が欲しいのだと思う
  私もそうだったから・・・・
でも
 自己満足しても  生きては帰らない
   生き返らない
どんな言葉でも
  よかった・・・とはならない
死んでよかったなんて   思えるわけがない

だからこそ  どうしても行きたいなら
   少しでもポジティブな気持ちにさせてくれるところに行くこと

青森の有名な人は
  震災の遺族には ほめたたえ やさしい言葉をいい
自死の遺族には
「自業自得」「育て方が悪い」
「あなたのような親だったら  もう一人の子供も死ぬから、お祓いをしなさい」といい
 お祓いをお願いすると
「私はお祓いはしない、地元に戻り、すぐにお祓いをしてもらいなさい」と言われた人もいる
   もちろんお祓い屋さんの紹介もしない
 「あなたがダメだから旦那は死んだ」ともいわれる
「自分を磨くようにしないと 旦那だけでなく子供も死ぬよ」とまで言われる人もいる

「あなたの右肩が重くないですか」といい「はい」というと
 「右肩に3人が乗ってますよ」
「亡くなった人たちが集まるようなところに行きませんでしたか、お寺とか‥」と言われ
「遺族の会に行きました」というと
「あ、それはだめです。そこで拾ってきたんです他の霊を」という霊能者らしき人
 
 その言い方は 他の亡くなった人たちを 馬鹿にしています

私は言いたい
 お兄ちゃんはよその人の肩に乗りません
お化けじゃないんですから
 
なんで 知らない人の肩に乗るんですか‥何の意味があるんですか
   一種の脅しです

繰り返していうが 震災の遺族にはやさしい

 まだ 占いのほうが遊び心があっていいかもしれない
  そこまでひどい言葉は言わない
なぜなら
占いをする人たちは 勉強しているから・・・
   感情で物事は言わない

むしろ
仕事ではなく
突然「あなたのお子さんだと思うんですが
      伝言を頼まれたんです」と
   仏具やの店員に言われたりする人もいるが  まだ信じれる

波長があうかどうかでいうなら
家族のほうが波長が あう
 他人よりも親族のほうがあう

その利点を活かして
  自分の感性を研ぎ澄まし 
あ うん の 呼吸を雑念なく できたら

自分の愛する人の  声なき声が聞こえるはず
 
  他人に自分の思いを伝えるよりは
    自分の家族に思いを伝えたいと思っているはず

  雑念を払い
     声なき声を聴く 作業は つらくしんどいかもしれない

  他人任せにしないで
    自分が修行を積み  聞いてあげたいと思ってはどうだろうか

そうおもい 生きてきた
惑い 自戒し
  少しでも 息子の …お兄ちゃんの声を聴こうと・・・・

人は人の子

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人は人から生まれる
生きている人には生んだ親がいる
戦争で殺し・殺され人たちにも親はいる

ずっと 思ってきた

おむつをかえ 着替えをさせてあげ
   皮膚がかぶれた…虫に刺された
 予防注射だ健診だ・・・・
   咳が止まらない・・・寝ずに看病し
 熱が下がらない・・・・暗くなっている診療所のドアをたたき
   寝ずに冷やし
水疱瘡だ・・・おたふくかぜだ・・・
   湿疹がでた

興味のありそうな本をそろえ
   海だ 山だ  ピクニックだ
野球・水泳…スキースケート・・・

たくさんの時間と たくさんの愛をこめて

 子供は大人になっていく


母はお腹で子供を育て
  命がけで子供を産む
そして
   自分のことよりも 子供を育てるために時間をかける

人間は ほかの動物よりもはるかに 手間ひまかけ長い時間を費やして
  大きくなる

教育もされ 食欲・性欲・物欲以外の楽しみもできる
  なのに
どうして
 戦争を始める人がいて
    誰も止めず  国を挙げて殺戮を名誉とすることに賛同し
     反対を唱える人を 鬼の形相で差別し
      虐待行為をするのだろうか

ヒトラーなんて・・・・・・・・
あんなにも多くのいのちを奪っても  
    その後の精神病院で 規模は小さいが同じことが行われていた

日本も 似たようなことを戦争ではやっていた

 人は自分勝手な生き物なのかもしれない

でも・・でも
  子供を産み 育てたあのころの時間を思うと
   命は簡単に育たないとも思う

誰にも奪う権利はない
誰にも追い込まれてはいけない

ひとりひとり
  大切な 大切な
 いのち

いじめたり 自分の欲望のためや
ストレス発散のために
  暴言をはいたり
突き落したり
 
 人は 残酷な面もある
   
人は 育てたように育つ

  学歴・・・肩書が立派・・・
それと
  人としてのやさしさとは別

医者という人たちが人格者だという錯覚
 弁護士が人格者という錯覚

しかし無教養な人が人格者だというわけではない

  昔から 戦争の残酷さを訴えてきた人たちがいて
    精神科病院の恐ろしさを
     本や映画にして 訴えてきた人がいて
戦争と精神治療は
   同時にあることを 関係者のほとんどは知っていて

 知っていながら
      一般市民は 関心を寄せることもなく
        歴史が繰り返されてきた

犠牲となるのは 
   人の子
      
かなしい

 親は親だからと我慢するけど
   親が子を思う気持ちを 社会に広めたら
 やさしい社会になれる…と思う

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ある日突然自死遺族になったとき・・・・ 警察からの事情聴取は任意である 拒否ができる

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4月から活動が開始されている指定調査法人
 自死遺族になって年数がたった人の情報が集められるわけではない
   そこが自死遺族にとっては弱点である
 自死遺族になって日にちの浅い人が
    行政に声をあげるのは厳しい
自分の情報が
   民間団体に集められ、専門職でもない…個人情報を守る義務のある人でもない
     民間人に 自分の知らないところで 自分も含めて亡くなった家族の情報が
        検討され研究に使われていくことがどんな弊害をもたらすのかまでは
         思いは馳せられないのが普通
 その盲点をついた 情報集めが行われる
   しかも 事情聴取を受けた情報のすべてを・・・・

警察からの聞き取りには応じないほうがいい
 でも
この問題提起は 遺族には届いても
   幸せな人には届かない
自死なんて 自分の家族にはありえないと思っている人がほとんど・・・

家族に自死が起きてからでは遅い

 幸せな人たちにこそ この情報が届いてほしい

   ある日突然 遺族になったとき
警察から事情聴取を受けるとき
    今 話していることが すべて 民間団体に公開されることを・・・

  昨年度も警察本部長と生活安全課長・公安に員会に申し入れ書を送った
  今年度も送付予定
   絶対に 決して  警察が集めた情報を ほかの機関に・・しかも民間団体に流すべきではない

   汚いやり方です
 家族が亡くなった直後に・・・・
  警察官から聞かれたことに答えたことがすべて文書で 指定調査法人に提供されることを
  法律まで作って 強引に 情報を集めて
     全国の自治体の指導をしようなんて

   自分の力で集められなかったから
     議員の力を借りて・・・・何も知らない議員を言いくるめ
   議員立法をつくり 議会のどさくさに紛れて
       議論されることもなく 決めた

いかにも 自分が 自死遺族支援も含めて自死の予防の日本の第一人者のような顔をして
  全国の自治体を指導するのでしょう・・・
   
 息子が逝ってから
   15年間 
 彼らには 誹謗中傷の連続

   自死遺族支援も  自分たちこそが・・・・・と会議では発言しているけど
      意味不明なことばかり
   精神科医を差し置いて
  自死遺族支援には「認知行動療法」が必要です・・なんて発言したり
   ・・・・・・そもそも医師でもない人間が認知行動療法を保健師に講義することが 恥ずかしい行為です

   自死遺族が必要とする法的支援には 何の知識もなく
     二言目には 遺児支援
   遺児の支援は・・・・・ダギーセンターの・・・・なんて発言

   本場のアメリカでもほとんど知られていないダギーセンター

     ・・・・・・・・・

 と  まぁ  いらついて いる わ た し

お兄ちゃんは
 苦笑いしていそう

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知っていただけませんか。4月から指定された法人が活動していますが今後この民間団体に自死遺族等の個人情報が集約されていくことになります。

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令和元年法律第三十二号
自殺対策の総合的かつ効果的な実施に資するための調査研究及びその成果の活用等の推進に関する法律
(目的)
第一条 この法律は、自殺対策基本法(平成十八年法律第八十五号)の趣旨にのっとり、自殺対策の総合的かつ効果的な実施に資するための調査研究及びその成果の活用等の推進に関し、基本方針を定めるとともに、そのための体制の整備について指定調査研究等法人の指定その他必要な事項を定めることにより、自殺対策の一層の充実を図ることを目的とする。
(調査研究及びその成果の活用等の基本方針)
第二条 自殺対策の総合的かつ効果的な実施に資するために自殺対策基本法第十五条第一項の規定により行われる自殺の実態、自殺の防止、自殺者の親族等の支援の在り方、地域の状況に応じた自殺対策の在り方、自殺対策の実施の状況等又は心の健康の保持増進についての調査研究及び検証並びにその成果の活用並びに自殺対策についての先進的な取組に関する情報その他の情報の収集、整理及び提供(以下「調査研究及びその成果の活用等」という。)は、次に掲げる基本方針に基づき、行われるものとする。
一 自殺対策が生きることの包括的な支援として行われるべきものであることに鑑み、これを必要とする者がその居住する地域にかかわらず等しく適切な支援を受けることができるようになることを目指し、国及び地方公共団体の適切な役割分担及び相互の協力の下、総合的かつ確実に推進されること。
二 地域の状況に応じた自殺対策の在り方に関する調査研究が計画的かつ継続的に行われ、その成果が各地方公共団体において適切に活用されるとともに、それぞれの地域の実情を反映した実践的かつ効果的な自殺対策につながるものとなるようにすること。
三 自殺対策と保健、医療、福祉、教育、労働その他の関連施策との有機的な連携について十分な配慮がなされたものとなること。
四 国の関係行政機関、地方公共団体、指定調査研究等法人(第四条第一項に規定する指定調査研究等法人をいう。次条において同じ。)、自殺対策に係る活動を行う民間の団体その他の関係者の相互の密接な連携の下、円滑かつ効果的に実施されること。
五 自殺対策の実施の状況及びその効果に関する総合的かつ定期的な検証が行われ、自殺対策の策定及び実施に当たりその結果の適切な活用が図られること。
六 個人情報の保護について適正な配慮がなされること。
七 調査研究が最新の科学的な知見を踏まえた専門的なものとなるよう、その水準の向上に努めるとともに、調査研究に関する国際的な連携の確保及び国際協力の推進に努めること。
(調査研究及びその成果の活用等を行うための体制の整備)
第三条 国は、前条に定める基本方針(次項及び第八条第二項において「基本方針」という。)に基づき調査研究及びその成果の活用等を行うため、その体制の整備に関し、次条第一項の規定による指定調査研究等法人の指定のほか、次に掲げる措置その他の必要な措置を講ずるものとする。
一 指定調査研究等法人の業務が円滑かつ効果的に行われるための環境の整備
二 地方公共団体、指定調査研究等法人、自殺対策に係る活動を行う民間の団体その他の関係者との連携協力体制の整備
三 調査研究及びその成果の活用等における個人情報の適正な取扱いの確保のための措置
四 調査研究に関する国際的な連携の確保及び国際協力の推進のための措置
五 地方公共団体が次項の規定により講ずる措置に対する支援
2 地方公共団体は、基本方針に基づき調査研究及びその成果の活用等を行うため、その体制の整備に関し、その地域の実情に応じ、地域における調査研究及びその成果の活用等を行うための拠点の整備、指定調査研究等法人、他の地方公共団体その他の関係者との連携協力体制の整備その他の必要な措置を講ずるものとする。
(指定調査研究等法人の指定等)
第四条 厚生労働大臣は、一般社団法人又は一般財団法人であって、次条に規定する業務(以下「調査研究等業務」という。)を適正かつ確実に行うことができると認められるものを、その申請により、全国を通じて一個に限り、指定調査研究等法人として指定することができる。
2 厚生労働大臣は、前項の規定による指定をしたときは、当該指定を受けた者の名称及び主たる事務所の所在地を公示しなければならない。
3 指定調査研究等法人は、その名称又は主たる事務所の所在地を変更しようとするときは、あらかじめ、その旨を厚生労働大臣に届け出なければならない。
4 厚生労働大臣は、前項の規定による届出があったときは、当該届出に係る事項を公示しなければならない。
(指定調査研究等法人の業務)
第五条 指定調査研究等法人は、次に掲げる業務を行うものとする。
一 自殺の実態、自殺の防止、自殺者の親族等の支援の在り方、地域の状況に応じた自殺対策の在り方、自殺対策の実施の状況等又は心の健康の保持増進についての調査研究及び検証を行い、並びにその成果を提供し、及びその成果の活用を促進すること。
二 前号に規定する調査研究及び検証を行う者に対して助成を行うこと。
三 自殺対策について、先進的な取組に関する情報その他の情報の収集、整理及び提供を行うこと。
四 地域の状況に応じた自殺対策の策定及び実施について、地方公共団体に対し、助言その他の援助を行うこと。
五 自殺対策について、地方公共団体の職員、自殺対策に係る活動を行う民間の団体の職員その他の関係者に対する研修を行うこと。
六 前各号の業務に附帯する業務を行うこと。
(地方公共団体との連携)
第六条 指定調査研究等法人は、地方公共団体の自殺対策に係る調査研究等業務を行うに当たっては、その円滑かつ効果的な実施を図るため、地方公共団体との連携に努めるものとする。
(秘密保持義務)
第七条 指定調査研究等法人の役員若しくは職員又はこれらの職にあった者は、正当な理由なく、調査研究等業務に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。
(事業計画等)
第八条 指定調査研究等法人は、毎事業年度、厚生労働省令で定めるところにより、事業計画書及び収支予算書を作成し、厚生労働大臣に提出しなければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。
2 前項の事業計画書は、基本方針に基づき、かつ、自殺総合対策大綱(自殺対策基本法第十二条に規定する自殺総合対策大綱をいう。)の内容を踏まえて定めなければならない。
3 指定調査研究等法人は、厚生労働省令で定めるところにより、毎事業年度終了後、事業報告書及び収支決算書を作成し、厚生労働大臣に提出しなければならない。
(報告及び立入検査)
第九条 厚生労働大臣は、調査研究等業務の適正な運営を確保するために必要な限度において、指定調査研究等法人に対し、調査研究等業務に関し報告若しくは資料の提出をさせ、又は当該職員に、指定調査研究等法人の事務所に立ち入り、業務の状況若しくは帳簿、書類その他の物件を検査させ、若しくは関係者に質問させることができる。
2 前項の規定により立入検査をする職員は、その身分を示す証明書を携帯し、関係者の請求があったときは、これを提示しなければならない。
3 第一項の規定による立入検査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解してはならない。
(改善命令)
第十条 厚生労働大臣は、指定調査研究等法人の調査研究等業務の運営に関し改善が必要であると認めるときは、指定調査研究等法人に対し、その改善に必要な措置をとるべきことを命ずることができる。
(指定の取消し)
第十一条 厚生労働大臣は、指定調査研究等法人が前条の規定による命令に違反したときは、その指定を取り消すことができる。
2 厚生労働大臣は、前項の規定により指定を取り消したときは、その旨を公示しなければならない。
(情報提供その他の配慮)
第十二条 国及び地方公共団体は、指定調査研究等法人に対して、調査研究等業務の適確な実施に必要な情報の提供その他の必要な配慮をするものとする。
(交付金)
第十三条 国は、予算の範囲内において、指定調査研究等法人に対し、調査研究等業務に要する費用の全部又は一部に相当する金額を交付することができる。

(厚生労働省令への委任)
第十四条 第四条から前条までに定めるもののほか、指定調査研究等法人に関し必要な事項は、厚生労働省令で定める。
(罰則)
第十五条 第七条の規定に違反して秘密を漏らした者は、一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
第十六条 第九条第一項の規定による報告をせず、若しくは資料を提出せず、若しくは同項の報告若しくは資料の提出について虚偽の報告をし、若しくは虚偽の資料を提出し、又は同項の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、若しくは同項の規定による質問に対して陳述をせず、若しくは虚偽の陳述をしたときは、その違反行為をした指定調査研究等法人の役員又は職員は、二十万円以下の罰金に処する。
2 指定調査研究等法人の役員又は職員が指定調査研究等法人の業務に関して前項の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、指定調査研究等法人に対しても、同項の刑を科する。
附 則
この法律は、公布の日から起算して三月を経過した日から施行する。


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「自殺対策の総合的かつ効果的な実施に資するための調査研究及びその成果の活用等の推進に関する法律」第4条第1項の規定による指定について
 「自殺対策の総合的かつ効果的な実施に資するための調査研究及びその成果の活用等の推進に関する法律」(令和元年法律第32号。以下「法」という。)第4条第1項に基づき、法第5条に規定する業務(以下「調査研究等業務」という。)を行う者として、下記の法人を指定調査研究等法人として指定しましたのでお知らせいたします。
 指定調査研究等法人は、厚生労働省の指導監督の下、民間団体等の協力を得ながら、自殺対策に関する調査研究等を実施します。また、指定調査研究等法人は令和2年4月1日から事業を開始する予定です。
法人名  一般社団法人いのち支える自殺対策推進センター
住 所  東京都千代田区飯田橋4丁目6番地9 STビル5階
代表者  清水 康之
連絡先  03-3261-4934
指定日  令和2年2月27日
参考1:指定までの経緯
 自殺対策に関する調査研究等を行う調査研究等法人について、公募(令和2年1月6日から1月31日まで)を行ったところ、1法人から指定の申請があった。
 当該申請について、「自殺対策に関する調査研究等を行う調査研究等法人の指定に係る評価委員会(委員長:大学共同利用機関法人情報・システム研究機構理事、統計数理研究所長 椿 広計)」を令和2年2月17日に開催し、その内容について評価を行った。
 その結果を踏まえ、自殺対策の総合的かつ効果的な実施に資するための調査研究及びその成果の活用等の推進に関する法律施行規則(令和元年厚生労働省令第40号)第3条の各号に規定する指定の基準のいずれにも適合していると認められるため、調査研究等業務を行う者として厚生労働大臣が指定するもの。

参考2:一般社団法人いのち支える自殺対策推進センターの概要
設置目的
 自殺対策基本法の趣旨にのっとり、自殺対策の総合的かつ効果的な実施に資するための調査研究及びその成果の活用等を推進するとともに、国及び地方公共団体、自殺対策に係る活動を行う民間の団体その他の関係者による相互の連携を強化するなどして、生きることの包括的な支援である自殺対策の一層の充実を図り、もって誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現に寄与することを目的とする。
活動方針
(1)我が国の自殺総合対策における「ハブ(つなぎ役)」の役割を果たす。
(2)「生きることの包括的な支援」として、自殺対策を幅広く総合的に推進する。
(3)あらゆる活動の原点に「いのち」と「(対人支援や地域連携の)現場」を据える。
(4)EBPM(エビデンスに基づく政策形成の実践)を推進して自殺総合対策における「PDCAサイクルの牽引役」を担う。
(5)海外に向けて政策輸出を積極的に行い「世界的な自殺対策の推進役」を目指す。
設立日
令和元年11月27日
代表理事
清水 康之
参考3:関係条文抜粋
自殺対策の総合的かつ効果的な実施に資するための調査研究及びその成果の活用等の推進に関する法律(令和元年法律第32号)(抄)
(指定調査研究等法人の指定等)
第4条 厚生労働大臣は、一般社団法人又は一般財団法人であって、次条に規定する業務を適正かつ確実に行うことができると認められるものを、その申請により、全国を通じて一個に限り、指定調査研究等法人として指定することができる。
2~4 省略

(指定調査研究等法人の業務)
第5条 指定調査研究等法人は、次に掲げる業務を行うものとする。

一自殺の実態、自殺の防止、自殺者の親族等の支援の在り方、地域の状況に応じた自殺対策の在り方、自殺対策の実施の状況等又は心の健康の保持増進についての調査研究及び検証を行い、並びにその成果を提供し、及びその成果の活用を促進すること。
二前号に規定する調査研究及び検証を行う者に対して助成を行うこと。
三自殺対策について、先進的な取組に関する情報その他の情報の収集、整理及び提供を行うこと。
四地域の状況に応じた自殺対策の策定及び実施について、地方公共団体に対し、助言その他の援助を行うこと。
五自殺対策について、地方公共団体の職員、自殺対策に係る活動を行う民間の団体の職員その他の関係者に対する研修を行うこと。
六前各号の業務に附帯する業務を行うこと。
自殺対策の総合的かつ効果的な実施に資するための調査研究及びその成果の活用等の推進に関する法律施行規則(令和元年厚生労働省令第40号)(抄)
(指定の基準)
第3条 厚生労働大臣は、指定の申請があった場合においては、その申請が次の各号のいずれにも適合していると認めるときでなければ、指定をしてはならない。

一営利を目的とするものでないこと。
二調査研究等業務を行うことを当該法人の目的の一部としていること。
三調査研究等業務を全国的に行う能力を有すること。
四調査研究等業務を適正かつ確実に行うために必要な経理的基礎を有すること。
五調査研究等業務の実施について利害関係を有しないこと。
六調査研究等業務以外の業務を行っているときは、その業務を行うことによって調査研究等業務の運営が不公正になるおそれがないこと。
七役員の構成が調査研究等業務の公正な運営に支障を及ぼすおそれがないものであること。
八公平かつ適正な調査研究等業務を行うことができる手続を定めていること。
お問い合わせ先

社会・援護局総務課自殺対策推進室企画調整係

TEL:03-5253-1111(内線2837)

遅延性悲嘆とか複雑性悲嘆・曖昧な悲嘆論を信じている人たち・・・・・悲しみを知らない人たち

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2006年に活動をはじめた時からの付き合いの新聞記者
 編集委員
 たくさんの自死遺族の連載もして頂き
   震災の遺族の事も記事にしてもらった
14年の付き合いの人
まさか
「遅延性悲嘆」という本を推薦するとは思っていませんでした
 福島の心療内科の医師が書いた本

自死遺族も 震災の遺族も
  遅延性悲嘆とか曖昧な悲嘆とか複雑性悲嘆という言葉で
  どれほど傷ついてきたのか・・・
   遺族から直接 たくさん聞いたはず

また上智大学の岡教授とも面識があり
   講演も何度も聞き
     論文も読んでいるはず
「グリーフケアは要らない」という論文も知っている

  グリーフ・イズ・ラブ
悲しみは愛
  悲しみと共に生きていく
     悲しみもまた私のもの

など  長年 聞いてきたはず

なのに
  なぜ遅延性悲嘆という本がすばらしい本だと推薦するのだろうか

 私たち遺族の前では
    その通りです・当事者の声は大事ですといいながら
    心の中では
    彼もまた  その辺の 支援者と同じように

行方不明の遺族も含めて
 お別れを言えなかった死別の悲しみを

 ずっと続く悲しい気持ちを
     遅延性悲嘆  複雑性悲嘆 曖昧な悲嘆
として見ていたのかと思うと
   あなたもですか・・・・・
      と
彼の
   記事が・・書いた本も
      上っ面の 表面だけの やさしさと
 作られた思いやり

亡き人への気持ちなんて 何にもないんだと・・・・

   人を信じて  は  

     傷つき
          何度も信じては傷つき

  息子が逝き たくさんの人達との出会い

 たくさんの人と出会うと
  たくさんの傷つきもあり
たくさんのまなびもあり
たくさんのすばらしい人たちとの出会いもあり

今回も
あなたもですか・・・・・・という思いと

 やっぱりね・・・・という思い

 信頼して多くの遺族をつなげてきた14年

    日本人は なぜこんなにも グリーフケアが好きなんでしょう

   人はどこかで 死という別れは 他人事のように・・・感じている
   自分は死なない
     自分の家族は死なない・・と

   死は身近にあることを  見ようとしない

  悲しみが 自分のものになる日があることを想像もしない

 
  それが 今かもしれない
 明日かもしれない

 それがいのち

 50回忌を迎えた実の娘の命日に泣いていた
  育ての母
      世界で一番尊敬する母
 そんな母も逝ってしまった

 孫の息子と会っているのだろうか・・・

 人間として当たり前の 悲しみを
  遅延性悲嘆とか複雑性悲嘆とか あいまいな喪失という言葉で
       語ってほしくない
    その言葉がどれほど 遺族を傷つけているのか
  理解できない
心療内科の医師も
      出版社も
推薦している文筆家も

    いつか  自分の愛する家族の死を体験した時

   悲しみが続くことを 知るのでしょうか

生きている人全員が遺族・・・・・・・

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愛する人を亡くした悲しみは癒えることはない
  時間は
   悲しみとの抱え方を上手にしてくれる

折り合いをつけていくのがうまくなる・・
 ごまかし方がうまくなる・・・

私は生きている
 生きているという事は 
私の悲しみは息子の苦しみには遥かに及ばない・・
  死への恐怖は 息子を亡くした悲しみや苦しみでさえ超えられない高い恐怖
 その恐怖の高さを 超えた 苦しみや悲しみそして絶望とは
     どんなものなのか それは超えた人しかわからない

これで苦しんだのではないか
こんなことで追い込まれたのではないか
あくまでも
想像でしかない

遺族には生きてほしいと願う

お迎えに来てくれるまで 待ってほしい

自分の思いだけで 押しかけて逝っては
    押しかけられた人は
   戸惑い 困る

苦しんで亡くなった人を 困らせないようにしなければ・・と思う

 アメリカのほんの一部で広がっているグリーフケアという考え
   死別の悲しみを乗り越えて
      あらたな人生を歩んで行こうという考えかた

   どうしてこんな考えが日本で広がったのだろう

 ・・・・・・・日本人はアメリカという権威に弱い
日本の文化よりも アメリカの文化がすばらしいと思う傾向がある

・・・・・・いや  支援者のためにこの考えが必要だったのかもしれない


グリーフケアを崇拝している人たちがいる
  その人たちに聞きたい
  自分の愛する子供が亡くなっても 
    悲しみを乗り越えて  あらたな人生を歩むことができますか?

また 悲しみとは・・・このような反応をおこします
  という事をグリーフケアとして学びますが

ある程度の年齢の大人たちが
  祖父母や叔父叔母・従妹・知り合い・・・ご近所のおばあちゃん・・とか
近しかった人が亡くなった経験をもっていないのでしょうか

 私は幼い時母の父親が亡くなったり
   近所のおばぁちゃんが・・・
 本家の爺ちゃん・・・やさしくしてくれた隣のお婆ちゃんやおばちゃん
数えきれないくらいの 知っている人たちが亡くなった事を経験している

養女先は大きな農家で
  葬儀の付き合いもたくさんあり…(一人っ子だから どこにでも連れていってもらった)
広い座敷に仏間があり・・・・・
  朝と夜は 家族が全員 手を合わせ
    お経を唱える・・という家だった

グリーフケアで 悲しみというものを学ぶ人たちは
  悲しみを一度も経験したことのないのだろうか

それとも
 祖父母との死別に悲しい感情がわかなかったのでしょうか

 今生きている私たちは いのちのバトンを受けて生きている
   いのちをつなげてくれた誰も
   亡くなっていない家系なのでしょうか

  それとも 近しい人がいないのでしょうか

・・・・・・・・
夫の実家の本家のおばちゃん
 息子が亡くなった数年後に 会った時
しみじみと「夕べ息子が死んだ夢を見た…悲しくてかなしくて・・・目が覚めても悲しかった。
  夢でもこんなに悲しいのに あなたの悲しみはどんなにか・・・・」と
・・・・・・・・・・
グリーフケアを学んではいないおばちゃん
   でも 
      悲しみを理解してくれている
  亡くなった息子をかわいがってくれた人

悲しみを学ばなければ 理解できない人たちに
    自死遺族の悲しみが理解などできるはずがない

  複雑性悲嘆
  遅延性悲嘆 曖昧な悲嘆

   悲嘆という言葉は薄っぺらく感じる

 facebookでも グリーフケアを崇拝している支援者たちが
 お互いを褒め称え
    さすがですね・・とか  言いあっている
○○先生
  学ばせていただきますとか・・・

フン!
   学ばなくても 体験したら一度で 悲しみの大先生になれますから!

  ○○教授からグリーフケアを学びました・・・なんて
  どうでもいい話です

経験してみてください
 悲しい思いを!


 

加害生徒と加害教師の擁護が目立つ仙台という地域

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学校に通っていた子供が自死
 遺族である親が沈黙していれば 周りは好き放題噂をし、学校も親のせいにして
   子どもが存在していたことさえ 半年ほどで忘れていく
そうなることを
 周りは望んでいる

    子どもを亡くした親を周りは追い詰めていく
 沈黙するように

 死んだんだから 仕方ないんじゃないの
    
 今更 学校を責めるなんて
    自分の責任を棚に上げて

迷惑だ!という

そんな事を言う人も 子どもを持つ親

 自分さえ 自分の子さえ
   他の子どもが死のうが 関係ない  という親たち

仙台は 第三者調査委員会の設置(権利)を求めただけで
    学校を訴えてるとんでもない親だ!
 という大人が多い

調査委員会は学校を訴えているのではない
という事さえ 理解していない地域の人たち

亡くなった子どもの悪口を言い
   悲しんでいる親を誹謗中傷し
  地域の議員までもが
そんな噂を流す

調査委員会に 加害生徒の親から
 亡くなった子供の悪口と
自分の子どもがどんなに亡くなった子供のことを思い
  遊んでやっていたのか
 親も子育てしない親だから
 どんなに自分が面倒見てあげたのか
   
あんなとんでもない だらしない親子のために
   どんなに自分たち親子が犠牲になって尽くしてきたのか

 高い所が好きな子供だから
 飛び降りたくなって 死んだんじゃないか・・・

好きで死んで こっちのせいにされたら  たまったもんじゃない
という意味の手紙

あ・・・・こんな親だから・・・と 思ってしまう
 堂々と実名で 委員会に送られてくる


東日本大震災で 多くの子供たちが亡くなった地域

なのに 子供のいのちが失われた事に 鈍感
   亡くなったいのちに
     泥を投げつける地域

もちろん 全員ではない  が  そんな行動をする人が目立つ

 やさしくない

お彼岸や お盆に
 自分のお墓だけではなく
親族のお墓にもお花を供えに行くことが 文化として残る仙台

その精神は 他者の命にも やさしく悼む気持ちを持つことにあると感じていたのだが
・・・・・・・・・
違うのかもしれない・・・とこの頃思う

加害生徒の擁護
加害教師の擁護

体罰した教師のために 署名運動をして
  千羽鶴を折り
 教育委員会に誓願した子どもが自死した学校のPTA

自死した子どものために設置された献花台を
   壊す地域

あそこの地域は 低所得者が多い学区だからという役人

調査委員会で
 行政側から推選された委員たちが

亡くなった子どもの欠点をあげつらい
   親の悪口をいう

 まるで いじめられて当然
死んで当然
のような地域住民の多い事

 そもそも いじめは 犯罪

そのことさえ理解しない人たち

  何の権利があって  いじめをするのか・・・

お前の子どもも いじめ続けてあげようか・・と フッと思ったりする

 いじめではなく からかって遊んであげてるだけだから・・・と言って。

いじめをする子どもは 最低・最悪

生まれたときは 純粋無垢
 いじめをするという行為は 育てる中で大人が教えたもの

遺族が与えられた権利の中で 必死に声をあげているとき
 応援をしなくていい
    誹謗中傷はやめてくださいませんか

加害者と思われている人たちも
  自分を正当化するために 亡くなった人を蔑むのはやめませんか

 人は誰でも 過ちは犯すもの

無意識に おこした過ちなら なおさら
 教訓として
人に恨まれることのない 生き方ができるはず

せめて
 亡くなった人の 悪口や
悲しみで苦しんでいる遺族を罵倒するのは
  やめませんか

杜の都仙台という自負があるなら

 人を貶める行為は 悔い改めて

人にやさしい地域に・・・・・・・・と願っています

仙台だけではないのかもしれない
    ・・・・・・・・

妬みや嫉み
 いやだなぁ~~~

いじめ?

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2005年11月に息子は自死
2006年5月に自助グループの立ち上げを決意
 活動
その直後から
 いろんな人たちに いろんなことを言われてきた

 親を亡くしてあしなが育英会が出した本に顔を出していた
   遺児のひとりには
「自死遺族の自助グループ活動というけど、僕があしながやライ〇リン〇で活動をしていた時 田中さんは何もやっていないじゃないですか!」
  と言われた
私はこう答えた
「あなたが遺児になった時、私は幸せでした、自死遺族として活動しなくてよかったんです。
  あなたは遺児になって何年で活動しましたか?あなたのお母さんは?」と。

またある関西の支援団体の代表は
懇親会で
「田中さんに負けたわ悔しいけど」
「何がですか?」
「テレビに出る回数が私のほうが少ないものね」と。
・・・・
何を言ってるのか・・・・・と あきれた記憶がある

 やる気満々で 活動をしたわけではない

自分で立ち上がることしか 犯罪者にならずに生きる道はなかった

半狂乱の時間の中で

 たくさんの相談機関に助けを求め
傷つき
  たくさんの人達につながりを求め
傷つき

活動したら
批判を受け 差別的暴言を吐かれ


遺族支援者たちに 怖い!おそろしい!と面と向かって言われ

道路であうと避けられ
  挨拶しても無視され
会場で会っても
怖い!怖い!と 手で押され 大声で言われ

講演している最前列で  保健師たちが あざ笑い
  コソコソ話し
「子どもが死んだのは 愛情がなかったから」と言われ

「知識がない人たち」と言われ

排他的団体 訴訟女といわれ

私を手伝うといい
  1回だけ参加し(当事者だという事で)
論文に引用したり

自死遺族として活動をして14年が過ぎたが
 自死の問題に群がり
   ビジネスにする人たち
    有名になりたい人たち
が 多い事に
 最近は驚かなくなってきた

心ある人や 心ある団体が少なく
 でも
その人たちとの出会いもあり
   尊敬できる人たちもいることに 希望を持つことができる

しかし
圧倒的多数で
 「こんな人たちが やさしい人たちを追い込んでいるんだ」
  という人たちがいる社会

最近は面と向かって
怖い!という人は少なくなった

2年ほど前に
国の機関の遺族支援の担当者に
「怖いと思ってきましたが 違いますね」と言われた事もある

当時、お二人で仙台まで説明に来たのは
 よほど
田中は
なにするかわからない、怖い人と誰かから聞かされてたのでしょう・・・ね

酷い事をたくさんたくさん された

でもでも 大したことではない

息子の死に比べたら
 たいした問題ではない



息子はいつも変わらぬまなざしで
  細い目で
カァチャン まぁまぁ~~~
 カッカしないで
と 20120522202408.jpg


遺族あるあるのひとつ

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 自死遺族のたくさんのあるあるの中から

子供を亡くした夫婦の場合
 夫が(妻が)同じように悲しまない
   悲しくないのではないのか
自分と同じように悲しんでほしい
・・・同じように・・・・・

という・・・人が多い

 家庭内別居も多い

同じように・・・

とは どんな事?

 同じ表現で悲しみを表してほしいということ?

自分が嘆いているとき 同じように嘆き
 自分が思い出話をする時 共感してうなずいてほしい
   一緒に同じ思いに浸ってほしい
泣いたとき 泣いてほしい
   後悔しているとき 後悔してほしい
という事?
なんとなく同じように悲しんでくれないという言葉を使っているけど
 よく考えてみると
どんなことなのだろうか・・・と思う

私も息子が逝き、3週間くらいはそう思い 
夫に言ったことがある
よく仕事に行けるよね・・・悲しくないの?と
夫は「じゃ俺も同じように泣いていればいいのか・・・仕事もしないで」
  「生活はどうするんだ」と。

では当時、自分と同じように泣いて、わめいて
  いたら どうなのだろう…と思った

家庭はメチャクチャ
 仕事もせず 家事もせず
 ただただ 泣いて泣いて 
   苦しいと叫び
 寝ずにわめいていたら どうなのだろう 二人で・・・

 多分 どちらかが 先に泣くのをやめるのかもしれない

同じように・・・というのは
  そうならない事をわかりながらの ないものねだりのような気がする


同じ時間に同じように悲しみ 同じように泣くことはできない
誰も・・・

自分と同じような表現をしないから
悲しくない!悲しんでいない!と 
決めつけられない


究極の悲しみほど 表現が難しい
  軽い悲しみの時は  悲しいね・・うんうんかなしいよね・・・といえる
    悲しいという言葉が軽いと感じるどうにもできない狂おしいほどの悲しみを
     どんな言葉で相手に伝えることができるだろう
   と思うと 
言葉が出ない・・というより 言葉にすると軽い気がして言葉を発することが怖くなる

これだけは声を大にして言える

他人がどんなに悲しんでくれようとも
悲しい言葉で表現してくれようとも 泣いてくれようとも

子供を亡くして冷静に見える夫(妻)がいようとも

 亡くなった子その供のその親が誰より悲しいのは わかりきった事

  悲しみの質が違う

それは悲しみが愛からくる感情だから

 表現はひとそれぞれ

反対に
  夫(妻)に 俺と同じになぜできないのか・・と言われたら
    無理!!!と思うはず

人を思い通りにしようと思わない事
  思う通りにならない事が 悩みや苦しみとなる
ありのままを受け入れなさい
というのが
究極の仏教の教え

なかなか難しい

 が 

亡き人への懺悔と供養の一つと思うと
   戒めることができる

世の中 思うようにならない事ばかり

 一人ひとり 違うことを認めあい

また
 子どもを亡くしても
  ひとり親の場合もある

グチれる 人がいるだけいい
  と
言われた事もある

返す言葉がなかった

いろんな遺族がいる事を
 想像しながら
みんな それぞれに
 苦しみと悲しみを抱えて生きている事に
  ほんの少し
思いを寄せられたら
   亡き人は 微笑んでくれるかもしれませんnojisha3.jpg

9月の開催は・・・?

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2008年5月から毎年開催してきた
全国自死遺族フォーラム
仙台・東京・京都・大津・長野・横浜・宇都宮・・・・
今年で13回目
2010年から開催してきた
自死遺族の権利保護シンポジュウム
東京・長野・那覇・徳島・鳥取・仙台・郡山・・・

今年は東京専修大学(神保町)で
日本・ポストベンション・カンファレンスを開催予定
 9月11日(金)12日(土)
全体会・分科会・
11日の午前10時~基調講演:木村草太教授(憲法学者)
  「憲法から見たいじめ自死について」(予定)
 遺族の声
午後は6つの分科会 
12日午前10時 3つの分科会
午後1時30分~岡知史教授(自助グループ研究者)
遺族の声
15時45分~セレモニー
亡き人を悼む

3年前から準備をしてきた・・・
   が
コロナウイルスの拡大で9月の開催は微妙
  延期になる可能性も・・
今年度中には
  開催できると信じて準備を進めようと思う


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わかちあいも開催できない
 葬儀も家族だけ
…結婚式も・・・・
外食も美容院も自粛

委員会も会議も…自粛

申請書類の締め切りやキャンセル料は いつもと同じ
  キャンセルは自粛要請に従ったからなのに・・・自前

知り合いの店が心配
  再開できる事を祈るしかない

何年たっても
   
 ウイルスは壊滅はしない
   空気中には 様々な菌がウヨウヨいる
 多少なりとも効果のあるクスリが開発され
   うまく付き合っていくしかない

無菌の社会にはならない

   常に様々な危険と隣り合わせで生きている
生きているのは奇跡の積み重ね

 コロナの対策も
  経済で死ぬ人が大勢出るだろう・・・・と想定されながらも
    見えるいのちは重く
      見えない命は軽く扱われる
 今でも
自死という追い詰められた人たちの死は
一カ月1,700人以上
それでも
  話題になるのはほんの少し

4月の自死数は 昨年よりも増えている
 5月6月と増えない事を祈る

 まじめな人はまじめに要請を守り
  追い込まれていく
     ずるい人は守らない
守らない人のほうが生き残る気がする

  まじめに要請を守る人を
     社会は守ってくれるとは限らない

 自死者の多くは
 まじめでやさしい人

  息子が逝き 15年目

 諸行無常が身に染みる

  シラタマホシクサ


  

比べない事

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自死の防止の一つに
  教育があると主張してきた

50年100年かけての教育
 教育は国の要

 人にやさしい国をつくるには教育が必要

人をいじめない 人に意地悪をしない
 自分よりも弱い人をいじめない

   叩かない

暴力は振るわない

思いやりを持つ

騙さない  泥棒はしない

働くことの大切さ
   
   差別しないこと
偉ぶらない
 謙虚である事

奉仕の精神 


       
  たくさん たくさん ある

今の子供たちが大人になり
   子どもを育て・・・その子供が大人になり・・・
そんな長い月日をかけて
  教育は根付き  社会は変化する

今の社会はどうだろうか

一見豊か
 人にやさしそう

でも 過労という言葉は 世界中日本だけ
そもそもサービス残業なんて
   日本だけ

今回のコロナ騒動で発覚した事の一つに
  検査のための機器も人材も後進国だという事がある

医療全てではないが
   全てが先進国のレベルではない

教育も・・・・・
 先進国の中で  日本ほど国が教育にお金を出していない国はない

 育英金も 日本は 多くは 返済型
  いわゆる子供に借金をさせる

海外の先進国は 給付型の育英金
   返済をしなくていい

大手の企業は世界有数の金持ち

でも多くは派遣社員・・・低賃金で働いている

介護制度も
 国民年金で入所できる施設は皆無

町で経営の特別養護老人ホームも
国民年金では無理
国民年金の2倍以上の費用がかかる

今の若い人は結婚しないというけど
  二人で働かないと生活ができない
給料が安い(大手と公務員以外)

 子どもができても 預けて働きたいが
    公設の保育園が少ない
子どもを産めない

 そして
権利を知ること

自由と義務と権利

人権

今…
 教師が教師をいじめ
    いじめではないという

 子供たちの発達の違いを障がいとラベリングして
    普通ではないと 大人たちが 決めつけている

  比べない事が大事

  他者と比べない事

 兄弟でも比べない事

ましてや 他人と比べない事

 どの子にも 長所もあれば欠点もある

   得意な事もあれば 苦手な事もある

得意な事が多い子もいれば
    苦手が多い子もいる

 誰と比べて  発達が遅れているというのか・・・・
    誰の何と比べているのか・・・・

 20歳まで待ちましょうよ発達を!
   50歳で学び得意となることもある

  人間は・・人生は・・一生学び!と言いながら
     3~5歳
  小学生で発達に障がいがあると決めつけて
     しかもクスリまで飲まされる

   親たちも 教師たちも
子供に飲ませている精神薬を飲んでみたらいい

 多様性を認め
個性を重んじ・・といいながら

  人間の・・子供の平均値を決めて
     大人が決めた普通と違う子供を障がい児としている

これが教育でしょうか

   せめて 高校卒業まで待ちましょうよ

子育ては時間と手間暇がかかるもの
   一桁の年齢や 10代で発達を判断しないでほしい

また
 多少の苦手は普通

全てに普通で  全てこなせる人はいない

  医師も 弁護士も 苦手なものはたくさんある
大学の教授たちも  苦手なものだらけ

   落ち着いて話を聞くこと
    席に座っていること
  大人の顔色を伺い
    大人が好むような態度を取り
大人のいう事を何でも聞き
   ニコニコ笑顔で
  友達たくさんいて
 お片付けが得意で
   お話も得意で 社交的で
愛想がよく
・・・・・・・・・
 夢中になっていても 大人が言葉をかけると
はい!と反応を示し
  やめなさい!と命令すれば「ハイ!」とやめる子ども

忘れ物もなく
    怒りもなく
みんなと仲良く  誰とでも仲良く

 算数も国語も得意で
 音楽も得意

走るのも得意で

とにかく 大人の言いなりな子供

それって
大人にとって 都合がいい子供です

 子どもは やかましく 落ち着きがない
   大人に反発する
 飽きっぽい
好きな事がころころ変わる

 いいんですよ

 感情が抑えられないから子供なんです

思うように話せなくても
  ゆっくり聞いてあげれば  そのうち話せるようになります
思うように話せないなら
 書けばいい

 書くのが苦手なら  絵で表現するのもあり 音楽もあり
 
走ることで表現するもよし

    いろんなことを 子どもと話す事・・・
      対等に・・・

私が中1の頃に発表した内容
 他の子と比較しないで…私は私

あれから60年近く
  比較が酷くなっている社会がある

人は人
   一人ひとり 違って当たり前

大学で学びたい人
  美容師になりたい人
やさい作りをしたい人
 花栽培をしたい人
医師になりたい人
宇宙に行きたい人・・・

人は人格で判断されるもの
  肩書や学歴で人は判断してはいけない

そして
 言いなりになるのではなく
   意見が言える事が大切


独裁国家ではない
 民主国家なのですから

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岡先生のエッセイ  ~ごめんねといわれて~

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上智大学の岡知史教授のエッセイから

✤「ごめんねといわれて」

精神遅滞者とか知恵遅れとか呼ばれている人たちが、年をとって40歳か50歳くらいになって入る施設がある。
ぼくが、そういう施設に遊びに行ったとき、施設の案内をしてくれた50代の当事者さん。施設を隅から隅まで案内してくれた。
例えば「ここは焼き物小屋で、僕たちはここで、いつも楽しく過ごすんだな」
「ここは食堂で、僕たちはここで、いつも楽しく過ごすんだな」という調子であった。残念ながらいつも同じような説明だし、何か質問でもしないと悪いような気がしたので、「ここは毎日使っているんですか?」「クラブ活動でこういう所も使うんですか?」と尋ねてみた。
しかし「わからない」「〇〇さんに聞いて」という。
彼には、僕の質問の意味がわからないんだと気がついた。だから彼の「僕たちはここでいつも楽しく過ごすんだな」という説明を繰り返し聞くことにした。
全ての施設の説明を終えると沈黙があった、すると沈黙を破るように,ぽつりと言った。
「ごめんね」
「え!何がですか?」
「ごめんね、僕の説明、よくわからなかっただろ」
「・・・・・・」
「僕はね、どうしてかわからないけど、うまく説明できないんだ。わかっているんだけど、説明しようとすると、わからなくなってしまうんだ。ごめんね、僕の説明、よくわからなかっただろ、ごめんね」
彼が「ごめんね」という言葉を何度行ったのか、よく覚えていない。
しかし彼のその言葉は、僕の胸に何度も木霊のように響いた。
彼は実に真剣に、せいいっぱいの説明をしてくれていたのだ。
あのとき「ごめんね」と
いわなければいけないのは、きっと僕のほうだったのである。

「ごめんねといわれて」より抜粋

岡先生の
「知らされない愛について」
「ほんのすこしの神に近い部分」
「砂の山の穏やかな傾き」

何度も数え切れないほど読んでいる
 理不尽さに耐えられなくなりそうな時・・・読む

その時々の心境で 心に響くエッセイがある
「ごめんねといわれて」
 「知らされない愛について」
「失われたいのちの意味について」
「人間の深さ」
「差別意識について」
「ずるい人」
砂の山の穏やかな傾き」
「ゆるされてあること」
など・・・

人へのやさしさを
  持ち続ける事の難しさをおもう