![myweb4221002[1]](https://blog-imgs-78.fc2.com/k/e/n/ken0314/2015081622463267e.jpg)
2008年の5月に開催した「全国自死遺族フォーラム」
今年で11回目を迎える
仙台で1回目 全国初の自死遺族による自死遺族のための自死遺族フォーラム
その後 赤坂の日本財団の会議室や大森のきゅりあん・他東京で4回 京都で1回
大津市のお寺で1回 仙台
福島県郡山市1回・長野市1回
11回目の今年は横浜市
来年は宇都宮市
全国から 多くの自死遺族が集う 一年に一度のフォーラム
遺族が公の場で発言する機会がほとんどなかった2008年
与えられないなら
自分たちで発言の場を作ろうという思いで開催した
内容は自死遺族フォーラムなので 自死遺族に関することが中心
遺族以外の講師を招いても・・・講演内容は自死遺族日本語関することのみ
自死遺族等権利保護研究会という自死遺族の総合支援のための専門家たちとの会を2010年にたちあげ
シンポジウムを開催するようになってからは
自助グループの研究者である上智大学の岡教授を毎回招いてきた
自助グループの定義を知らない人たちが大多数の日本で
自助グループの定義に沿った運営を行政も含めて社会に認めてもらうのは至難の業
あいまいな概念で 当事者以外の人が運営にかかわっても
自助グループと名乗っている会が多い
自助グループがすばらしい というのではなく
当事者以外の人が運営にかかわる会は そもそも自助グループ(セルフヘルプグループ)ではない
2006年から ずっと 訴えてきた
自助グループは自助グループ
行政主催の会は行政の会
ボランティアの会はボランティアの会
セラピーの会はセラピーの会
医療の会は医療の会
法的な会は法的な会
支援の会は支援の会
わかりやすく 区別して発信して下さいと言い続けてきましたが
県や市が主催の集いが ホームページに堂々と自助グループと掲載している地域があり
残念です
自助グループの定義を知ってほしい
遺族が代表でスタッフが遺族ではない場合も自助グループではない
保健師が主催でスタッフが遺族でも自助グループではない
会の開催や閉会 場所や時間 ルール等
全ての運営を当事者だけで決める事が自助グループの基本
決定権が当事者にある事
参加する遺族が選べるように
誰が運営して どんな内容かを広報することが必要
![miyamayomena400[1]](https://blog-imgs-84.fc2.com/k/e/n/ken0314/20160403170301ea7.jpg)
8月は 水戸市に行く「さざれの集い」に招かれての講演
9月は8日が 横浜でフォーラム
12日が大津市に招かれて講演

自死遺族は小人数ではない
20年間の自死遺族は
おおよそ300万人近くいる
30年間だと450万人 少なくはない
自死遺族が自死遺族になるのではない
自死と関係のなかった人たちが自死遺族になる
家族数が年々少なくなっている現在
いつも10000世帯の地域だとしたら
昨年1人 今年2人
毎年遺族の世帯が増えて行く 割合が増えて行く
自分の周りに自死遺族が増えるだけ
だからこそ
予防や防止も含めて 差別のない社会
人を追い込む社会
いじめのない社会
人と人が支え合う社会
お互いを認め合う社会
悲しみを自然の事として認め合う社会
遺族が増えないような社会
そんな社会を目指したい と思っている