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人を自死に追い込む社会的要因を是正してくださいませんかそろそろ・・・

<ハクチョウゲ060527b-l[1]
今日は東京往復
 日帰り
明日は越谷に行き日帰り
 仙台市の会議もある

   無駄な気もするが声を届ける方法の一つとして会議や委員会への参画は重要な活動
  自死遺族が自死の対策会議に参加するのは
     かなりしんどい作業だが
   他人事の会議の空気がかわることも確実

ただし 地方自治体の対策は
   2次予防からであって 1次予防迄を対策に組み込むのはかなり難しい
要するに
 何か問題があってから
 相談してくださいという対策がほとんど
国もその傾向が強い

委員の中には1次予防を包括的な内容で意見を述べる人もいるが
具体的に
 いじめや体罰の絶滅を訴えて 授業の中に取り組んでいくべきとか
   (幼稚園教育から)
  教師育成の授業(大学)に取り入れていくべきとか
      教員採用後の研修期間を設けて自在の育成をする事の必要性等
   根本的な教育改革も同時に行う必要があるという事は
    発言しない

働き方改革も根本的対策を具体的に発言する人は少ない
   
自死の対策のほとんどは傾聴
    具体的な問題解決に動く機関や団体は少ない

パワハラを受けている人は
  パワハラをしないで欲しいと思う
     パワハラをしている人への注意などをしてくれる機関はどこにあるのだろうか

 労働基準局に相談したらどうなるのか
   勤務先をやめる覚悟でないと 相談は難しいのが日本という国の風潮

 勤務先に労働改善を申し入れながらの継続勤務は
  相当な覚悟と勇気がいる

不当残業も同じ
  同族会社ならなお難しい
いじめや体罰・行き過ぎた指導など学校問題は
子供が訴えても
親が訴えても 学校は動かない
  傾聴だけ
  やる気だけを見せるだけ

実際には 指導もせず
   放置
そのうち 不登校になったり
   うるさい親と言われることになる
相談すればするほど
  うるさい親
感情の起伏が激しい親
   不機嫌な態度をする親
 早口でよくわからない事を訴える親
  という相談記録を書かれたりする

  交通事故対策なら
ガードレールを設置せず
    横断歩道も作らず 信号機も設置せず
 事故がおきたら
  相談をしてくださいという対策が 自死の予防対策のほとんど

 減るわけがないよね
    民間団体や一部の会社や行政機関が
       具体的な対策を講じていたり 解決に動いたりして  減っただけ

   だから 2万人を超えた数字で推移している

   本気で子ども若者の自死を減らそうと思っているとは感じない

 やってないんだから何も
やっているふりをしているだけなんだから

    そして
2次予防の精神科の医療が 自死を推進している

   今日・アニメ放火の事件を報道していたのを見たけど
      精神薬を飲んでいたを事は 1ミリも触れない
 
この国は 精神薬の問題に触れる事はタブーのようだ
    クスリは必ず副作用があるのだから
触れて普通なのに
 疑問を呈して普通なのに
      マスコミは クスリには触れない
多くのスポンサーが薬を扱うからだと思う

金よりも 財産よりも  地位よりも
    人のいのちを一番に考えるなら
   いろんな意見が出されて
 議論するべきなのに
        金と権力に阿る社会・・・
権威ある人のいのちは大切だけど
下々のいのちは
  紙くずのようなものなのだろうか

一人ひとり 大切な命なのになぁ
   
金儲けもいいけど 少しは人のいのちも大切に思う社会になってほしい
 本気で自死者を減らす対策を講じて欲しい

   パフォーマンスはもうたくさん
    
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思いやるこころが足りない社会・・・

OIP (12)
子供を亡くした親を非難する祖父母たち
 祖母が多い
子供を亡くした娘に対して
非難する娘の母親

孫がかわいいのだと思うが
 祖母のあなたよりも母であるあなたの娘のほうが悲しみ苦しんでいるのに・・・といつも思う

死にたくて死ぬ人はいない
 死にたくなる病気はない
あるとしたら病気を治せない医療の問題で 死にたくなる病気を抱えた個人のせいではない

自死のその多くは社会的要因によって追い込まれた末の死であると国は認識し
    基本法や大綱を作り 
多額の税金を投入して 予防対策を講じている

   自死遺族ですら そのことに気がつかない程
   そのことを 知らない人が多い

亡くなった本人も遺族も含めての社会であることも忘れてはいけない

生きずらいという人がいる
  なぜ 生きずらいのか・・・
    どんなことが生きずらいと感じるのか・・・

会社のパワハラはなぜ起こるのか
  なぜなくならないのか

時間的な過重労働や、仕事内容の過重労働
 なぜ 改善できないのか
 どうしたら 改善できるのか

職業別に 検討できるはず

 学校のいじめはなぜなくせないのか
 どうしたらいじめの無い学校が作れるのか
真剣に検討して
   実行出来たら 必ずいじめは少なくなる


具体的問題を抱えていて
   身体的症状の緩和のために 精神科医療機関に診てもらうなら
身体的症状の緩和だけではなく
   具体的な問題の解決もやらないと
      身体的症状は緩和できない
どんなに強い薬を飲んでも
  一時だけの事
現実的ではない

 症状の緩和を薬にたより
その間に具体的問題の解決をする事が重要

また
 精神科医たちは  クスリの売人のような役目を担うのではなく
   死にたくない
  元気になりたい
  幸せになりたい
という患者の要望に応える治療をしてください

たとえ 生まれつき 死にたいという人がいても
    生きる事に希望が持てる治療をしてください

また
知的障がいなど精神障がいがある人には
  クスリではなく
訓練などで
改善を目指してください

普通の人が1回で覚えることが
    10000回かかるとしても 10000回教えてください
繰り返し繰り返し・・・
少しは改善しますから

仕事も
 転勤転勤 異動異動の日本では
      転勤先や移動先で 慣れる事が大変

同じ仕事でも その時の上司によって・・またはそれまでの方法があったりして
  前の職場では通用していたことが
    通用しないこともある

1か月程度は ゆるやかに 教えてくれたら
    馴染むのに・・・

新人看護師を
 戦場のような救急救命現場に配置したり
     社会人から看護師になったからということで
新人で同期なのに 年下の面倒を見るように言われたり
 
   配慮の足りない職場は多い


原因動機別をみると・・・いろいろあるように見えるけど
  
   社会が 人にやさしくない  その一言

学校・・・学級にいる一人ひとりが
   やさしくなれたら
ひとつの会社の一つの部署の一つの課の一人ひとりが思いやりを持てたら

  ひとつの精神科医療機関がそれぞれに
     真剣に目の前の患者を元気にしてあげたいという気持ちを持てたら

恋愛も債務も親子関係も
一人ひとりを
 大切に思えたら

   自死は無くなる

自死の対策は 地味で目立たないもの
  コツコツと 国民全員で社会全体で 取り組むこと

1人で100人は救えない
1人で社会は変えられない

1人が一人にやさしくし
100人がやさしい気持ちで100人に接したら
    社会は変われる

10000人がやさしい気持ちで10000人に接したら・・・
   1億人が・・・

1人ひとりの こころに自死の予防の基本はあると思う

報いを求めない やさしい気持
   自死の無い社会になるのに・・・

当然戦争もない社会にもなる・・・・・

人にやさしくない社会

  子供をなくし悲しむ娘を非難する母の姿と重なる
  いじめで亡くなった子供を非難する 学校と重なる

  パワハラで亡くなった人を心の弱い人と非難する会社や
    性的被害者を非難する人たちのいる社会はやさしくない

 思いやる気持ち
      社会の潤滑油が足りない

自死後の事情聴取と解剖(費用は遺族が払う) 任意です‥断ることが出来ます

OIP (1)

 自死が起きた時 最初に出会うのが警察官や消防員
    次に死亡確認のための医師
 
 たまに 解剖をしますと言われる遺族がいるが
   任意ですから
  お断りすることが出来ます。

警察官は説明もせず  解剖が義務のようにいいますが
   違います
自死=解剖という事はありません

 事情聴取も任意です
  断ることが出来ます

事情聴取に関しても 「任意です」という説明をしていない警察官がほとんど

あくまでも  遺族に協力をお願いするということでの「任意」です。

断わっても罰せられません
  解剖も断っても罰せられませんから。

死亡後に 更に傷つけ切り開いて  遺族には何のメリットもありません
しかも
解剖の費用は遺族が負担

 警察が自分たちの調査のために 必要だから
  解剖をしようとして
     費用は遺族にって  変です

警察が必要とすることがあっての解剖なら
 費用は警察が持つべきです

事情聴取だって  犯罪なのかもしれないと喪しれない発見者や遺族への事情聴取をするわけで
    遺族にとって  どうでもいいことです

   事情聴取で犯人扱いされて 傷つけられるなら
        断ったほうがいい

   混乱状態の人から聞いた内容が 自死の統計となっているのだから
      警察庁発表の自殺統計データが
  正しい情報からは
  遠い内容となっていると考えるのが普通

   厚労省の統計も同じ

 データの  基本原票が  事情聴取ですから

  事情聴取と解剖は 断っていいんです

  また
事故物件という概念も
遺族は持たなくていい
 遺族には
 告知義務はない  

   不動産取引上の 問題

 積極的に 事故物件ですと 報告する必要はない

   検案書をみた人だけが 知る事実

医師も役所も もちろん警察官も
 守秘義務が課せられている

真実を知る人で
  言ってもいいのは 遺族だけ

    遺族が 自死という事を言わなければ  周りは知らない事になる

  警察に協力して  
結果  遺族の個人情報や自死した人の情報が
 いろんな機関で
共有されているが

   遺族が協力しなければ  情報は世間に知らされることは無い

   遺族が費用を負担してまで
    情報を提供することは無い

       どうせ  家族が・・・個人が・・

  対策なんて打ち出すこともなく
  自死遺族への支援だって
      何もしてくれるわけでもない

        どうして 自死した人を追い込んだ社会に
  遺族も追い込まれ
 更に金まで請求され

     差別されなければならないのか‥と思う

 自死した人やその遺族を あまりにも バカにしている

    最近 特にひどくなってきたと感じている

   支援者たちのほとんどは
自死遺族を追い込んでいる問題を 改善しようとしていない 

いまから 仙台市の教育委員会に行ってくる

  小学2年の娘さんがいじめにより 追い込まれ 母親も追い込まれ
  二人で亡くなった事案
  代理人を務めている

自死した場所のお祓いって・・・何をお祓いするのでしょうか

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3月3日
福山市の浄土真宗の教区でお話をさせてもらった。

京都2か所茨城・神奈川・宮城、愛知・和歌山など宗教者の前で話す機会を頂くことがあった
 自死への差別と偏見などの内容が多い

 事故物件ということでの 家賃の賠償金などの請求が自死遺族にはされるケースが多い
そして
  お祓い料という請求もある

あるNPO法人(自死予防)の代表が
  講演で お祓いの話をしていた
     ご祈祷のお経の無い宗派のお坊さんが 
 遺族にもとめられたからということでお祓いをしている
   それも遺族支援だということだった

   料金は取っているという事

   それはある意味 遺族支援ではないと思うと 質問をした

私自身
  自死への偏見はないと思っていたが
   息子の亡くなった場所を 拝んで欲しいと 葬儀を依頼したお坊さんに お願いをした
 お坊さんは
  仙台から多賀城まで来てくれ
  玄関を入り「鴨居は拝みません」
         「息子さんのお骨とお位牌の前でお経を唱えさせていただきます」といい
   葬儀を終えて
    すぐの 白木の位牌とお骨の入った骨箱に向かいお経を唱えてくれた

私はこのお坊さんの一言で ハッとした
  そうだ
 息子はそこで息を引き取ったけど
      そこに息子がいるわけではない
   息子の魂は そこにはいない
  と気がついた
  
そもそも
 息子の魂がそこにいたとして  お祓いをして
息子の魂を
どうしようと思ったのだろう・・・わたし

そんなことも
そのお坊さんに 教えてもらった

宗教者であるなら  遺族が頼めば お金を出せば
 言われるがまま    柱にお経を唱える

のではなく

遺族に諭すことも宗教者ではないのだろうか

 多くの宗教者が
    亡くなった場所を お祓いという事で手を合わせたら
    そこに
  亡くなった人が 地縛霊のようにいることになる

何のために位牌があり  仏壇があり ご本尊があるのだろうか

  宗教者がお祓いという作業を請け負わず
      遺族を諭してくれたら

遺族の中にある  地縛霊のような存在としてのお祓いがなくなり
 人が亡くなった場所が 気味が悪いという場所ではなくなっていくはず

病院は 毎日人が亡くなる場所
 でも 人は病院がそばにあるほうがいいという
    震災でたくさんの人がいろんな場所で亡くなったが  その場所は事故物件にはなっていない

人の心の弱さをしっている人たちが
弱さを突っつく  
  お祓いや ご祈祷を生んだのだろう

宗教者は 人の死に対して 差別をしてはいけないのではないのだろうか
   差別を生む行為もしてはいけないのではないのだろうか

 阿弥陀仏や釈迦仏は
   人を・・・亡くなった人を 差別はしない

  どのような人にも 平等に・・・慈しみの光りを注ぐのが仏様や神様のはず

その教えを 信仰し 代弁者・通訳者としての役目を担うのが宗教者のはず

      そして
私の知る範囲ではあるが
  宗教者ではない  普通の人が お祓いを仕事としている人がいる
     作法だけ

また お祓いもせず  遺族から金だけ取っている不動屋もいる

   遺族は 家族が亡くなった場所をお祓いしないでほしい

    ご供養と お祓いは違います

手を合わせるのと  お祓いは違いますから

        宗教者の皆さんが  自死があったからと お祓いをするのはやめて欲しい

  なにをお祓いするんでしょうか

減らない自死


F1000255.jpg
良き友に恵まれていた息子
      彼を追い詰めた事とは何だろう


今でも考える

   息子の死後 私は自死の対策のど真ん中で生きてきた

  ・・・・・・・・国も地方自治体も・・・民間団体も 研究者も・・・
    
   悪気はないと思うが

   これまでの対策の継続では 自死を減らせない

 仙台市について述べると
   「自殺対策連絡協議会」という会合に2007年から参画し
     意見を言い続けてきたが
   私の予測通り
現在は政令指定都市の中で ワースト1である

 学生生徒が倍増

   そりゃそうだ
    パフォーマンスだけが立派だが
中身はない

全国的に著名なコメンテーターなどは
  仙台市の自死の対策を認めているが
     実態を知らなさすぎる

自死の対策は
減らしてこそ・・・の評価

  増えているのに  対策だけが褒められるって・・・
      対策を講じている行政も
      評価している民間団体もコメンテーターも・・・どこを見てるのか‥と言いたい

  宮城県全体は減っているが
   仙台市が増えている・・・

全国的に見ても
 高止まり

  当然の結果
  私が活動して16年が過ぎたが
     当事者の声がほとんど反映されていない対策ばかりが推進されている

    勤労者のうつ病が これまでの最高数だと報道があったが

  うつ病(うつ症状)を増やしている勤務先の改善がない
  精神科医療機関も
  治す気持ちがない(治せない)

普通に働いている人たちを
うつ病(うつ症状)にさせている職場の(パワハラも含む)環境の改善が
      対策としては 少なすぎる

追い込まれたら
相談してください
追い込まれたら精神科に行ってください
   追い込まれない対策は????どこに???


息子の死後警察という組織の闇を感じているが
   改善されている気配はない

   
   言葉で人を追い込む社会と
  知っていながら
 知らないふりをする世間

    小さな悪事に敏感で
大きな悪事に寛容な世間

 自死に追い込む社会が

自死の対策を講じている社会にも存在する

 息子を追い込んだ社会が今も続いている