
一般社団法人全国自死遺族連絡会という団体は
専属の事務員がいる団体ではありません。
専属の事務員を雇うということは 事務員に給料を払う事になります。
その給料を払うお金をどこから得るのか・・・
という事が
NPO法人や一般社団法人など 民間団体には大きな課題になります
活動をして 利益をあげて 事務員に給料を払うという 団体ではないのです
委託事業を行政から受けて 給料を確保している団体もあります・・・が
また補助金や助成金で 団体職員の給料や役員報酬などを支払っている団体も もちろんあります
全国自死遺族連絡会は
司法書士に多少の支払いをしていますが
ホームページ管理も・・・税理関係も無報酬
専属の事務員はいないので メーリングリストの管理人や
zoom会議の管理人
メールの問い合わせに対しての返答
会議室の確保など・・・・
また
電話やメールやLINEなどからの相談
活動のほとんどは 無報酬・・・気持ちのつながりでの活動
遺族と遺族をつなぐ活動も・・・
つながってくれる遺族がいてこその活動
会員は募集していますが 会費は無料
遺族や遺族以外の心ある人たちの 気持ちだけでつながり
お金は発生しない
給金を支払う財源はない
また この活動の最終目標は
この活動が必要とされない社会
自死の無い社会 自死遺族のいない社会
目標はそこにある
職員の給料の確保のために 活動の継続が目的となることは
自死した人たちに
申しわけない
自死した人たちを 材料に金稼ぎはしたくない
本も含めて 資料等 依頼されても 遅れることも多い
電話やメールでの相談が殺到する日が続くと
思うように 送れないことも多い
手紙も 丁寧に一人ひとり に 書く事を大切にしたいと思ってきた
はかどらない
ご飯を食べる時間も必要
お風呂にも入りたい
家事もある あたりまえのように 息子の為の喪の作業もある
仏壇・・お墓参り・・
年を重ねると
親族の仏事も増えていく
活動は
たくさんの人たちの こころのつながりで成立している
つながりがゆるく 縛りもなく
崩れやすい面もあるが
お金が介入しない事での 強さもある
活動の費用のほとんどは寄付金
ここ数年は 厚労省の補助金活動もしている
その前は日本財団からの助成金も頂いた事がある
自助グループ活動だが
総合支援を目的としているので
連携している人たちは それぞれの専門家
優秀なすごい人たち
能力の高い人たちと連携しての活動は 自助グループの社会活動には必須
自助グループには 同じ気持ちを分かち合うという目的と
社会問題の解決を目的とするという2つがある
それが自助グループ
わかちあいから得る体験的知識を土台にして
社会にある様々な問題の是正に向けた活動をしていく事が大切
自死遺族の自助グループは
失われた大切ないのちの意味を伝え
死んだ・・というだけではなく
意味のある死に変えていくことが求められている・・亡き人たちから・・・
だからこそ
自死遺族という活動で 生活費は得ない
生活費は 他の仕事で得る
あくまでも 亡き人たちのいのちを 意味のあるものとするための活動なのだから
悲しい・・・だけで 終わる事のないように・・・と思う
亡き人たちから 託されたものは何だろう・・と
いつも思う
活動を支えてくれている 亡き人たちと
この世で今を生きている たくさんのこころのある人達に感謝しながら・・・
山のようにある
亡き人たちから与えられた課題の解決のために
がんばります!
事務員も職員もいない 団体ですが・・・
たくさんの
気持ちのつながりがある団体として・・・
自死に追い込む社会的要因の根本が ここにあると思っている
人の心にやさしい社会
目標・・・である
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